先日、私が自閉症スペクトラム障害と診断されたというお話をしましたが、今後はサポートを受けるため、精神科の病院に通います。
かなり前のことですが、精神疾患になり北海道大学病院で治療を受けていたことがありました。
今は回復し元気に生活しています。
これから精神科の病院に通う理由は、生まれながらの自閉症スペクトラム障害のサポートを受けるためです。
障害は個性であり疾患ではありませんから、治療ではなくサポートやケアを受けるために通います。
こういった形で通院しますから、通う頻度は多くないのですが、主治医になってくれる精神科医のアドバイスの通りに進みます。
明日、さっそく通院するのですが、病院にいるソーシャルワーカーさんにお会いします。
私に向いている仕事、サポートを受けられる職場についてお話をうかがいます。
仕事に関しては、今までの私は全くうまくいかなかったと言ってもよいくらいです。
学問はかなり得意ですが、社会人として普通の人が普通にできる簡単なことほど、私は悪戦苦闘してきました。
いわゆる、使えない人間。
そうなのだろうか?
今まで原因もわからず、50代になりましたが、今後私の主治医になってくれる精神科医にアドバイスされ、心理検査を受けたことが良いきっかけとなりました。
心理検査の結果は、私には自閉症スペクトラム障害があり、著しい能力の偏りがあるというものでした。
よって、学問が得意で高学歴、難解な印度哲学は理解できるのに、簡単な作業すらできない。
このような能力の捻れ、偏り。
前にもお話ししましたが、この偏りを数値化すると同じような偏りを持つ人間は、全人口の0.4%しかいないというのが、受けた心理検査の結果でした。
このような事情で、今までの私は仕事が全くうまくいかなかった。
これを踏まえ、私にはどんな仕事が向いているのか。
サポートが受けられる職場を探そう。
こういう結論に至り、明日、病院のソーシャルワーカーさんにお会いします。
50代にして、やっとスタートラインに立ちました。
主治医になってくれる精神科医も言っていましたが、原因がわかれば対策が取れる、対策が取れれば向かうべき方向が見えてくる、向かうべき方向が見えれば到着すべき地点が定まる。
非常に心強い後ろ盾ができました。
今後の展開が非常に楽しみです。
私と同じような個性を持つ方も、前進して頂きたいですね。
今になって、自閉症スペクトラム障害が正しく診断された意味は必ずあるはずです。
若い時、子どもの頃に診断されていたら、私の人生は全く違ったものになっていたでしょう。
それがどんな人生かはわかりませんが、今までのように、学問では能力を発揮し、志した印度哲学を修めてこれたので、人生をやり直したいとは思わないですね。
明日、ソーシャルワーカーさんにうかがう話が本当に楽しみです。
また、明日、このことについて書きたいと思います。