今日は、北海道大学の合格発表だったんですね。
私が主にネット上で活動するTwitterでも、多くの新北大生が合格の喜びを爆発させていました。
しかし、この陰で涙を呑んだ受験生も多いことでしょう。
浪人するのか、それとも他の道に進むのか、気になるところです。
私は北海道大学には現役で合格しました。
その後、文学部に進み、インド哲学を学んでいました。
今は私が在籍していた頃とは募集要項が変わっているようですね。
総合文系、総合理系など私には聞き慣れない言葉が並んでいます。
私が入学した頃は、文系と理系は三つずつに分けられ、他には医学部に進学する課程などがあったと記憶しています。
文系、理系はそれぞれ、文Ⅰ系から文Ⅲ系まで、理系も同じように理Ⅰ系から理Ⅲ系までに分けられていて、私は文Ⅰ系から入学しました。
しかし、呼び名は変わっても中身はあまり変わっていないようですね。
新入生が所属する教養課程があり、その後、自分の選考に進むというスタイルは変わっていないようです。
今でも、教養部に在籍する学生のことを教養生と呼ぶのでしょうか?
私が通っていた頃は、教養課程に在籍する学生のことを教養生と呼んでいました。
合格発表が終われば、めでたく合格していれば、胸が躍る大学生活のスタートです。
私もそうでした。
新入生を歓迎する新歓行事や熱烈な勧誘を受けて、サークルを決めるのは実に楽しいものです。
他にもアルバイトをしたり、旅行に行ったり、友達と交流したり、もちろん勉学に勤しんだり。
大学生の頃の4年間は、社会人になってからの4年間と違い、社会人の10年くらいに相当するのではないかというのが私の感覚です。
感染の問題を受け、講義がオンラインになるなど大変な状況はまだ続きそうですが、受験を制した知恵と若さで乗り切ってほしいものです。
私が一番熱心に取り組んだのはアルバイトでした。
文学部に在籍していたので、理系のように実験などに追われることなく、時間の使い方に比較的融通が利きました。
文系の良い点はここですね。
理系よりは時間の融通が利く。
学問以外の活動に割ける時間も取りやすく、アルバイトなどを通じて社会勉強もできます。
Twitterで交流する北海道大学の後輩とも、アルバイトのこと、社会で大切な契約の話などをしたことがありました。
北海道大学の学生は真面目で、大学生になるまではアルバイト経験もない学生がほとんどですから、アルバイトをして自分とは全く違う環境にいる方々と知り合って、見識を広めたり、社会で働くうえでのルールやマナーを学ぶ機会を得られるのは有意義なことです。
大学での机の上の学問だけが学ぶということではないので、外の世界に触れ、多くのことを学ぶ時間が取れるのも、賢明な学生生活の過ごし方ですね。
合格発表の日は、卒業式の日と同じくらい大学生活のピークを感じる日ですよね。
この先の大学生活をどう過ごそうか、ワクワクして眠れないくらいではないでしょうか。
卒業式が大学を離れ社会に飛び出すことを祝う日であれば、入学式は高校生までの子ども時代を終え、一歩以上、二歩も三歩も大人に踏み出すスタートの日。
私が北海道大学の合格発表を迎えたのは、もう30数年も前のことですが、あの日の躍動感は今でも忘れられません。
今日、北海道大学に合格を決めた若い方々、本当におめでとうございました。
今日からまた私の後輩が増えました。
新たな後輩ができて嬉しいです。
学問に社会勉強に、サークル活動に友達づくりに、実り多き大学生活を過ごしてもらいたいものです。