自閉症スペクトラム障害な私のおうち時間の過ごし方

今年に入ってから3ヵ月が経ちました。

実は去年の9月から仕事を休業していて、それ以来、ほとんどの時間を家で過ごしています。

 

感染の問題の収束は未だ先行きが不透明ですが、私がほとんどの時間を家の中で過ごすこととは、あまり関係ありません。

 

去年の9月に仕事を休業した理由は、それまでしていた仕事に向いていないと感じ、今後はどんな仕事をして、どう生きるべきかをじっくり立ち止まって考えるためでした。

 

大袈裟に言うと、人生について考えようと思った訳ですが、図らずもその休業中、人生について考えようという時期に自閉症スペクトラム障害が診断されて、思いがけない方向に私の人生は動き始めました。

 

自閉症スペクトラム障害が診断されたことで、障害者として生きる方向が定まり、寧ろ良いことだと考えています。

 

今までしてきた仕事が何故こなせず、不向きと感じてきたのかもわかりましたし、福祉のサービスをうまく利用して、堂々と生きていこうと思うのです。

 

ほとんどを家の中で過ごし、仕事もしていないとなると、さぞや暇だろうと思われてしまいますが、そんなことは全くありません。

 

福祉の窓口や障害のサポートを受けるために通っている病院で、就労について相談したり、情報収集に努める毎日です。

 

それ以外は、スマホを使って同じような精神の問題を抱える仲間と交流したり、パソコンでこうして文章を作ったりと、結構忙しいのです。

 

文章を作ることは時間がかかります。

時間もかかりますし、文章を作ることは私が最も得意とする自己表現の方法なので、止めることはできません。

 

文章は書く以外にも読むのも盛んに行っています。

小説を書いてみたいので、投稿サイトに登録し他の方の作品を読む以外にも、自分が投稿することを想定して、サイトの使い方を勉強したりと、それなりにやることは多いです。

 

このブログを書くのも、文章を書く練習のつもりで取り組んでいます。

 

こうして、のんびり自分の生活を送れるのも、自閉症スペクトラム障害が診断されたからだと言えます。

 

この障害に気付かなかったら、自分に合わない仕事、障害を抱えてこなせる筈がない仕事に無理をしてしがみついていたことでしょう。

 

ですから、自閉症スペクトラム障害が診断されて本当に良かったと思っています。

 

正しく己を知れば、正しい方向に向かうことができるのですから。

 

こうして障害があることも強みに変えて、道を切り開いていきます。

 

究極の夢は、文章を書いてお金を頂けるようになることですね。

 

このブログのように自分の本音を書いてもいいですし、今準備中の小説を書いて生業にしてみたい気もします。

 

小説を書くのは事前の準備が大切だと教えて頂いたので、物語のテーマを決め、筋書きを描き、キャラクターの設定を定めていく。

この作業も時間がかかりますが、とても楽しい時間です。

 

精神障害など精神の問題があると、家の中にいても塞ぎ込みがちになりそうなものですが、私は全くそんなことはないですね。

 

自分にできることを探し、それを実行していけば、時間はいくらあっても足りないくらいです。

 

診断された自閉症スペクトラム障害は、生まれながらのものだと診断されていますが、障害があればこそ見えてくるもの、気付くことができる事柄は健常者とはまた違ったものとなる筈です。

このように、自分の特性を生かして進んでいけばいいのです。

 

その手段が、こうして文章を書くことであり、このブログのようなノンフィクション以外でも、フィクションの物語、小説を書いていこうと邁進する毎日です。

 

障害があってもできることは、たくさんあります。

そうして過ごすおうち時間は、非常に有意義な時間です。