文章を書くことは究極の自己表現です

自分を表現する方法というものは、人それぞれ無数にあります。

絵を描いたり、歌を歌ったり、スポーツが得意だったり、容姿が美しいことも自分を表現する、自己表現の手段ですね。

 

私の自己表現の方法は、何と言ってもこうして文章を書くことです。

 

また私の自閉症スペクトラム障害の話になってしまいますが、私はこの障害を生まれながらの個性として生かし、強みに変えていこうと考えているので、寧ろ誇りとしてオープンにしています。

 

その自閉症スペクトラム障害が診断された時の検査結果で、私は能力の偏りが著しく、得意なことは人の倍できても、不得意なことは全くと言っていい程できないと診断されました。

 

一般的な仕事がほぼできない。

普通の人から見れば、何故こんなこともできないのかと疎まれたりもしてきました。

 

このように私は簡単なことでも、できないことが多いです。

 

しかし、その反面、言語についての能力がかなり高く、認知はほぼ言語で行っていて、であるが故に他の能力が低いと診断されているのです。

 

こんな私の自己表現方法は、言葉です。

口が達者で話好きであり、文章を書くことが大好きです。

 

言葉なら話し言葉でも書き言葉でも、いくらでも自由自在といったところでしょうか。

 

こうして毎日のようにブログを更新するのは、今の私の心の支えにもなっています。

文章を書くことで自分を表現し、読み手と交流するのが一番の楽しみになっています。

 

次の目標は小説を書くことです。

以前から同じはてなブログで公開していた小説があったのですが、書き直し、仕切り直しのために一旦削除しました。

小説の投稿サイトにも同時に載せるためです。

 

自閉症スペクトラム障害をサポートしてくれる主治医には何でも話せるので、小説を書きたい、できれば多くの人に見てもらいたいと相談したところ、ブログやTwitter以外にも、小説に特化した場で公開してはどうかとアドバイスされたこともあり、小説の投稿サイトでの公開も想定した訳です。

 

但し、小説の投稿サイトとブログのサイト双方に載せるには、それぞれ他のサイトでも公開していることを明示しなければならず、私が書いたものだと明確に記しておかなければならないのです。

 

ですから、今まで書いてきたものと、これから書いていくものが紛らわしく混ざらないように、今まで書いてきたものを削除する必要があったのです。

 

今まで書いてきたものを削除したことで、再出発です。

寧ろ晴れ晴れした気持ちですね。

構想は今まで書いてきたものを基に、全て私の頭の中に入っていますから、削除しても問題はありません。

更に設定や筋書きをしっかりしたものに固めていくだけです。

 

これはとても楽しい作業です。

自分の思考を整理して、物語として作り上げ、文章として表現する作業は楽しいものです。

 

文章を書くことは私の最高の自己表現ですから、ライフワークにもなりそうです。

 

ただ逆にいえば、文章を書くこと、言葉を使って何かを表現することしかできませんから、潰しが利かない人間であるとも言えます。

 

世の中にはバランスの取れた能力を持ち、器用に立ち回れる人も多いですが、私はその対極にいる人間です。

でも、器用じゃなくてもいいではありませんか。

 

私のような自閉症スペクトラム障害発達障害のある方は、脳機能の障害であると精神医学では考えられているようですが、一般的な認知ができなかったり、仕事ができないことは却って個性的で、一般的な枠に囚われずとも生きていけるのだとも考えられないでしょうか?

 

もしかしたら、自閉症スペクトラム障害発達障害は進化した脳機能なのではないか?

私はそんな風にも思っています。

 

バランスの悪い脳機能でもいいではありませんか。

他の人にはない個性があると考えればよいのです。

 

その個性を表現することが、私にとっては文章を書くことです。

 

思えば学生の頃から、ずっとこうでした。

大学ではインド哲学という学問を専攻していましたが、哲学の世界は言語で物事を捉える世界です。

正に私にはうってつけの世界でした。

 

自分の障害には気付いていませんでしたが、若い頃から私は言葉を得意とし、接してきた。

そう考えると、これからも言葉を使い、自分を表現していくことが一番私らしい。

 

障害があればこそ、自分らしく生きるのです。