生活保護の申請に向かって

今日は一日中バタバタしていました。

まずは歯医者さんに行きました。

抜いた歯を補うためのブリッジができあがったので、入れてもらったのです。

 

ブリッジ、入れたことがある方はおわかりと思いますが、入れたことがない方には何のことやらですよね。

ブリッジとは、虫歯の治療で抜いた歯を補うものです。

 

抜いた歯の前後の残った歯で、歯を抜いて空いたところを挟むようにして被せ物を作り、なくなった歯を補うものです。

 

私は歯科医師のような専門家ではないので、なかなか上手く表現ができず歯がゆいのですが、つまり、抜いた歯をその前後の残った歯でサンドイッチするように補う技術です。

 

やっぱり、上手く表現しきれないので、よろしければ検索してみて下さい。

 

今日は、そのブリッジを歯医者さんで入れてもらってから、生活保護の申請手続きについて区役所にも行きました。

 

何度かお話を聞きに行っているのですが、仕事を探しながら申請も検討しているので、更に詳しいお話を聞きに行ったのです。

 

生活保護は、大切なお金の話です。

当然ですが、資産があれば受給できませんし、資産といえるようなものはなくても、銀行口座の情報は審査の対象になります。

 

私には資産と呼べるようなものはありません。

預貯金もありませんし、昨年の9月に仕事を休業して以降は収入がありません。

 

しかし、生活保護を申請するのであれば、自分の銀行口座の状態を確認しておこうと思ったのです。

普段使っている以外の、いわゆる休眠状態にある口座の残高も確認しておこうと思い、歯医者さんでの治療の後、地下鉄に乗って街の中心部に向かいました。

 

札幌にも大手の都市銀行の支店はありますが、国内でも指折りの大手の銀行になると、札幌の中心部、大通地区まで行かないと口座の状況がわかるような記帳ができるATMがないんですよね。

 

確認できた銀行口座の状況は、百円単位の残高しかなかったり、残高がゼロの口座もありました。

仕事を探したいのですが、今は障害者枠で仕事を探していて、私にもこなせそうなものは就労継続支援B型の職場です。

 

そうなると、生活保護の申請を希望することになります。

 

以前、精神疾患を治療していて、かなり体調が悪かった頃は生活保護を頂いて生活していました。

 

その後、体調も回復し少しずつ自立を目指して生活保護は卒業しましたが、もう一度申請することが現実味を帯びてきました。

 

ただ、前回の申請の時とは少し変化がありました。

それは、私に生まれながらの障害があると診断されたことです。

今年に入ってから、自閉症スペクトラム障害があると診断され、今後は疾患の治療という以上に、障害者として生きることになります。

 

障害は疾患ではありませんから、薬を飲んで治療するようなものではありません。

このまま一生付き合うべきものでしょう。

 

しかし、障害があっても自分にできる範囲で仕事をして生活されていらっしゃる方は大勢いらっしゃいますから、私もそこを目指したいですね。

 

そうは言っても、障害者として働く場を探そうにも、今日探してみて明日決まるというものではありませんから、仕事が決まるまでのセーフティーネットは必要になってきます。

 

私の主治医も、まずは生活のことで心配ないような態勢を整えたうえで仕事を探してはどうかと、そうアドバイスしてくれました。

そこで、視野に入ってくるのは生活保護の申請です。

 

一度頂いていたことがありますから、おおよそのことは理解していても、再度お世話になるのであれば、確認しておきたいこともありますし、そこで区役所に質問をしに行ってきました。

 

精神の問題で治療を受けるのはもちろんですが、その精神の問題で生活保護を頂くことは、みっともないことではないですし、恥ずかしいことでもありません。

 

私は、インターネット上で色々な意見を見るのが好きなのですが、必ずいるのが、生活保護受給者を乞食呼ばわりする不届き者です。

 

そういう者は、心が乞食なんですよね。

人間ですから、いつ、どこで、どうなるかは誰にもわかりません。

 

人様を乞食呼ばわりする不届き者の言い分は、預貯金を作れるよう努めるべきということらしいですが、生活に余裕がある人間ばかりではありません。

不届き者は想像力が欠けている。

 

そんなにお金持ちなら、人様を乞食呼ばわりしないで、世のため人のため寄付でもすればいいんですよ。

それは気が進まないようですね。

そういう不届き者は、どケチというのです。

心が乞食ですね。

 

どケチの不届き者はどうでもいいですから、正々堂々と最低限の文化的な生活をしようではありませんか。

 

心身ともに働ける余裕ができたら、働けばいい。

 

私は自分の自閉症スペクトラム障害が診断された時から、無理をして生きていくのを止めることにしました。

今までは、幼い頃から勉強ができる良い子として、両親にも理解されず、無理をして生きてきてしまいましたから、障害が正しく診断されたこれからが、私の本当の人生です。

 

頼れるものには頼り賢く利用して、これからの本当の人生を豊かにしていきたいと考えています。