福祉を利用して生きる

 今日は目の回るような忙しさでした。

役所に行ったり、ちょっと込み入った用事で銀行に行ったり。

おかげさまで解決しました。

 

役所に行ったのは、今後、福祉を利用して生きていくためです。

今すぐに働くことが難しく、生活の基盤を安定させるために福祉のサービスを利用する必要があるのです。

 

主治医からのアドバイスも受け、利用できるものは利用しようと考えています。

生活の基盤を安定させ、仕事を探すとしても慌てることなくじっくり探すべきである。

これが主治医からのアドバイスです。

 

私は今、生まれながらの障害、自閉症スペクトラム障害と向き合い、再び悪化してきた精神疾患の治療も受けなければなりません。

仕事をするとしても、障害者枠、就労継続支援の職場を選ぶことになりそうです。

 

しかし、今の病状では慌てて仕事を探すべきではない。

このような主治医からのアドバイスをもらい、福祉のサービスを受けて生きていきます。

 

思えば、私はこれまでも様々な福祉のサービスを受けて生きてきました。

私の生まれ育った家庭は貧しく、困窮した生活だったので、両親は多くの福祉のサービスを受けていたものです。

 

また、福祉のサービスとは違いますが、私は奨学金をもらい大学を卒業しています。

 

このように、幼い頃からいろいろな福祉のサービスを受けて生きてきましたから、サービスを利用することが恥ずかしいとか、みっともないことであるという意識はないですね。

生きる権利は平等ですし、皆、人間ですから誰がいつ、どんな福祉のサービスが必要になるかはわかりません。

 

適切な時に適切なサービスを受けて生きていけば良いのです。

 

私には自閉症スペクトラム障害という障害があるので、今後も様々なサービスが必要になることでしょう。

でも、将来を悲観的には考えていません。

 

やはり人間であり、いつ、どんな能力を発揮できるようになるか、わからないのですから。

 

いつ、どうなるか、わからないから福祉を利用する。

いつ、どうなるか、わからないから福祉を卒業できるかも知れない。

 

その可能性に賭けて生きていけば良いのです。

 

人生は生きていくことを続けることに価値があります。

死んで花実が咲くものかですよ。

 

自閉症スペクトラム障害がわかったのは最近のことですが、それ以前から私は多くの福祉のサービスを利用してきました。

障害がわかったからこそ自分らしく生きていけると考えているので、その為にも前向きに福祉を利用していきます。

 

障害も疾患も、人間だからこそ向き合えるものです。

障害がある者、疾患に苦しむ者を切り捨ててしまえば、畜生と同じではありませんか。

 

単なる弱肉強食ではないところに人間らしさがあります。

 

私に障害があるのも、より人間らしく生きていけというメッセージのように感じています。

それを暫しの間、支えてもらい、いつかは恩返しができることを目標に進んでいこうと思います。