忍び寄る大腸内視鏡

来週の月曜日に大腸内視鏡の検診を受けます。

もう20年以上前から毎年受けているので、何をすべきかは心得ていますが、それでもやはり緊張しますね。

 

検診では鎮静剤を使って頂きうとうとした状態で受けられるのですが、私も普通の人間なので、その年によって鎮静剤の効き具合が違います。

 

鎮静剤がよく効いた年は、半分眠ったような状態になり痛みは感じませんが、あまり効かない年は痛みを強く感じて悲鳴をあげることもあったりします。

 

さあ、今年はどうでしょうか?

ここ2年ほどは鎮静剤がよく効いて苦しくないので、今年も楽に受けられるように願っています。

 

そこまでして大腸内視鏡の検診を受ける理由は、父が消化器系のがんで死んでしまったからです。

どこが癌になっても辛いですが、消化器系のがんは大変です。

何よりも、食べる喜びを絶たれてしまいます。

 

死んだ父は食道楽でした。

その父が最後は水も飲めなくなり、食べる喜びを封印されて死んだ苦しみは筆舌に尽くし難いものがあります。

 

その様子を見てきましたから、消化器の検診は欠かしません。

私自身も子宮頸がんに罹りましたが、これも定期検診を受けていて早期発見、命拾いしました。

 

定期的な検診は大切です。

今年の大腸内視鏡検診も頑張らなくてはなりませんね。

 

大腸内視鏡検診、受けたことがある方はおわかりのように、事前の準備がなかなか大変です。

大量の下剤を飲み、何度もトイレに行って、腸の中をスッカラカンにしなくてはなりません。

 

しかし、もし何か病気が隠れていて重症化するよりはマシです。

人間は必ず病気になります。

私が大学で学んだインド哲学における、仏教の教え「生老病死」にあるように、人間は病気になることからは逃れられません。

 

人間は必ず病気になるので、如何にして早く見つけ、治療を始められるかがその後の人生を左右します。

死んだ父は、発見が遅かったんですよね。

検診は一切受けず、健康を過信した結果、治療のかいなく死んでしまいました。

 

私はその轍を踏まないようにしなければなりません。

 

ところで毎年、大腸内視鏡検診をお願いしている先生は、私よりも年上の大ベテランの先生なのですが、カッコいいのです。

先生に会いたくて検診に行っているという部分がないこともないですね。

 

大ベテランの先生ですから、あと何年現役を続けてくれるか気になって仕方がないです。

かなり腕のいい先生で、胃カメラの検診もお願いしているのですが、ほとんど苦痛を感じることがありません。

 

このように邪なことを考えられるうちは、私も大丈夫ではないでしょうか。

 

明日から食事に工夫が必要になります。

おかゆや豆腐といった、消化の良いものを食べる必要がありますが、食いしん坊な私にとってはオヤツのようなメニューであり、物足りないです。

 

しかし、そこを堪えて山を越えれば美味しいものが待っています。

ベテランイケメン先生と一緒なら、山は越えられます。

 

頑張るぞーーー!!