暖かくなってきたので散歩をよくしています。
散歩が好きなのです。
今は50代になり、若い頃と比べて体力が落ちたせいか、遠出することは少なくなりましたが、若い頃の私はかなりの距離を歩いていたこともありました。
20代で結婚し、仕事を辞めて専業主婦になったのですが、その頃の私は片道バスで30分はかかる距離を毎日のように歩いていました。
専業主婦になって子供もいませんでしたから自由になる時間が多く、その距離を往復で歩いていたものです。
それも、散歩するだけではなく、ほぼ毎日スポーツクラブで運動するという目的がありました。
片道の距離がバスで30分はかかるところ、家とスポーツクラブの間を歩いていただけではなく、スポーツクラブで運動もしていました。
バスで30分かかる距離を往復で歩き、それに加えてスポーツクラブで運動もする。
私も若かったのですね。
ほぼ毎日、このように体を動かしても疲れは感じませんでした。
その頃からかなりの時間が経ち、50代になった今では長時間歩くのはもう無理ですが、散歩は好きです。
私は札幌に住んでいますが、札幌もようやく暖かくなってきました。
外を歩くのが気持ち良い季節になり、日中、散歩することが多くなりましたね。
冬の間、雪があるうちは足元が悪く、歩くのは大変だったりしますが、もう6月も近いので外を歩くのには良い季節になってきました。
冬の間はバスや地下鉄を使う距離でも、最近はてくてく歩くことが増えました。
歩くと乗り物に乗っていると気付かないような、小さなことにも気付くことができます。
スポーツクラブの話をしましたが、歩くことは強度が高すぎない有酸素運動です。
強度が高すぎない有酸素運動は、体脂肪を燃やしてダイエットにも効果的なのだと、スポーツクラブに通っていた頃、インストラクターさんに教えてもらいました。
そのこともあって、若い頃、専業主婦をしていた頃、家からスポーツクラブまで往復を歩いていたのです。
その頃の私は、摂食障害の影響もあり、体重が増えることに対して恐怖心のようなものがありました。
とにかく太りたくない一心で、やみくもに歩き、更にスポーツクラブで運動もしていた。
どこか歪んだ美意識に苛まれ、取り憑かれたように歩いていました。
楽しく歩くというのにはほど遠い、強迫的な心理ですね。
歩かなければならない、太りたくない、そういった気持ちに苦しめられることはなくなりました。
歩くことを楽しめるようになりましたね。
春から初夏にかけての季節に背中を押されるように、今日も散歩を楽しむことができました。
季節もいい時期になってきましたし、摂食障害も治療を受けて食べることや歩くことも楽しめるようになりました。
歩くことが大変な冬が必ず春になるように、精神の問題も少しずつ改善され、心身ともに歩くことを楽しんでいきたいものです。