大学なんか行かなくてもいい

さて、昨日は敬愛するTHE ALFEEの話をしましたが、今日は全く違うことを書きます。

大学なんかは行かなくてもいいという話です。

 

かく言う私は、北海道大学に進みインド哲学を学んでいましたが、大学なんかは行かなくてもいいと思っています。

 

私は結果的には文学部に進みインド哲学を学んでいましたが、元々は医学部に進もうと考え勉強していました。

小学生の頃から精神的な問題を抱え、きちんとした治療も受けられなかったので、精神科医を目指したのです。

 

しかし、文系に転向しインド哲学を志しました。

高校で学んだ古典文学に影響されたのです。

 

古典文学に描かれる無常観に心酔し、このような概念を学ぶにはどんな学問があるのか追究してみました。

そこで見えてきたのが、仏教の思想であり、仏教の思想を学ぶならインド哲学である。

そう結論づけました。

 

このようないきさつで、北海道大学に進み文学部でインド哲学を学びましたが、その一方で私服通学の高校に通っていたこともあり、私も人並みにお洒落が好きでした。

お洒落が好きで、自立できる仕事を探したところ、スタイリストになりたいとも思いましたね。

 

スタイリストになるなら、必ずしも大学に行く必要はありませんでしたが、私が通っていたのは北海道内でも屈指の進学校でした。

東京大学京都大学にも現役で合格者を出す高校で、大学進学率は100%近く、逆に大学に行かない選択肢はない雰囲気でしたね。

 

しかし、通っていた高校の雰囲気以前に、両親の期待、特に父からの期待が強く、私には大学に行かないという選択肢はありませんでした。

 

父は私に期待し過ぎたんですよね。

幼い頃から成績はトップクラス、頭の良い子と評価されてきましたし、父は一浪しても北海道大学に合格できず、高卒で就職したこともあり学歴コンプレックスの塊でした。

 

こんな父ですから、私に対する期待ばかりが膨らみ、大学に行かないことはあり得ないといった感じでしたね。

何度か、スタイリストになりたいと話したのですが、とにかく大学に行かなければならないと主張する父との話し合いは、どこまでも平行線でした。

 

大学なんかは行かなくてもいいです。

自分の好きなことをするのが一番ですね。

 

私はスタイリストになってみたかったのです。

そうは言っても、インド哲学も学びたい思いがあったので、大学には進みましたが。

 

インド哲学とは何か。

簡単に言うと、大昔からの文献を読み、インドの古典、宗教、神話、思想について学ぶ学問です。

 

私がブログ以外で活動するTwitterで、ある方にインド哲学のことを申し上げた時に、耳から脳みそが出てきそうと言われましたね。

つまり、難しそうだというイメージを持たれたのです。

 

そうですね。インド哲学は難解な学問です。

私が現役の頃は、古代から伝わるサンスクリット語の学習が必修単位でした。

ご興味のある方は、サンスクリット語で検索してみて下さい。

画像が見られると思います。

 

インド哲学に興味津々でしたが、父の期待が強すぎてスタイリストへの道を全否定されたので、反発し派手な格好で大学に通っていました。

家庭教師をして得たバイト代は、洋服や化粧品に注ぎ込み、かなり派手な格好をしていました。

ド派手なとまとさんと呼ばれていましたね。

要するに、大学生にもなってグレていたのです。

 

大学には父の期待に沿うためではなく、インド哲学を学ぶために行っていたのであり、スタイリストへの夢を断念した反動と反発で、派手な格好で歩いていました。

 

今の私なら、スタイリストへの道を選ぶような気がします。

インド哲学を学ぶなら、大学に行かなくても本を読んだりしても良いのですし。

 

インド哲学は、それをそのまま生かして職業に就くことは難しいです。

ですから、一般的な民間企業に就職しましたが、つまらない仕事でしたね。

ここにも反動と反発があったのか、その会社は9ヶ月で退職しています。

その後は元夫と結婚するまでフリーターをしていました。

 

その方が私らしいと思います。

 

父はずいぶん昔に病死しましたが、今でもこう思います。

私を父自身の学歴コンプレックスの犠牲にしないで欲しかったと。

もっと柔軟に考えて、屈指の進学校に通っているからといって大学進学を押しつけないで欲しいと。

 

インド哲学を学んだことを後悔してはいませんが、幼い頃から優秀だったぶん、また違う道を歩みたかったと思います。

 

では、来世は大学に進学しないのか?

それも、どうでしょうか。

医学部には進学せず、文学部でインド哲学を学びましたから、来世こそ医師になりたいような気もします。

だからこそ、大学に行かない生き方に憧れますね。

 

高校も進学校に行かず、どちらかというと就職する生徒が多いような学校に憧れます。

人生とは無い物ねだりですよね。