自立支援医療と障害者手帳

今日は役所に行ってきました。

自立支援医療障害者手帳についての手続きが必要になったのです。

これらの申請自体は済ませていて既に取得しているのですが、私は生活保護障害年金も頂いているので、何かと連携する必要があるらしかったのです。

 

最初に精神疾患の治療を始めたのは20年以上前のことであり、その頃どんな福祉のサービスを利用していたかは忘れてしまったのですが、元夫と離婚して一人になってからは当時の主治医の勧めもあり、自立支援医療の受給者証と障害者手帳を取得したような記憶があります。

一人になった私を心配してくれたのですよね。ありがたいです。

 

今は生活保護を頂き、医療費の自己負担はありませんが、その前は自己負担があったので自立支援医療は大変ありがたかったです。

しかし、自立支援医療を使ってもそこそこの請求はされていましたね。

精神科の医療費って高いですよね。

薬代も高いと思いませんか?

 

障害者手帳は精神の2級のものを持っています。

これを持つことで様々な福祉のサービスが受けられます。

住んでいる地域にもよると思いますが、私が住んでいるところでは交通費の助成があり、私は公共交通の福祉パスを使っています。

 

その他、民間でも障害者手帳を提示すれば割引価格が適用になる場合もありますが、私はほとんど提示しません。

私が持っているのは精神の2級の手帳なので”頭のおかしい人”と思われるのが嫌なのです。

差別や偏見を持つ人ばかりではありませんが、世の中にはいろいろな人がいます。

精神の2級の手帳を提示することで、口には出さなくても”精神障害者・頭のおかしい人”と思われたくないのです。

 

考えすぎかも知れませんが、自分の障害についての情報は非常に大切な情報です。

できれば秘密にしておきたい情報なので、私は民間の割引を受けるために障害者手帳を提示することは、ほとんどありません。

 

それならば、公的なサービス、役所が提供してくれるサービスの方が安心して受けられますね。

生活保護はその中でも最も大切なサービスです。

 

限られた金額ではありますが、最低限の生活が保障されます。

すぐには仕事に就けない私にとっては、正にセーフティネットです。

 

静かに療養しながら生活が保障されることは尊いです。

大好きな旅行には行けなくなりましたが、私はそれよりも静かに暮らすことを選びました。

 

以前は旅行に行くために無理をして働いていましたが、もう無理して生きるのは辞めました。

今までの私は、幼い頃から優秀で両親に期待されて成長したために、その期待に応えようと無理をして生きていました。

しかし、今年に入ってから自閉症スペクトラム障害と診断されたので、障害がある者として静かに暮らすことに決めたのです。

 

学問は好きですが、過剰に期待されても疲れますし、そもそも私はエリートとして生きる人間ではありません。

障害がある者として静かに無理せず生きることこそが、私に相応しいのです。

 

次に仕事に就けるようになるのはいつかはわかりませんが、それまでの間は自立支援医療障害者手帳生活保護障害年金の恩恵を受けながら、自分に合った生き方をしていくのです。