いやはや、困ったことになりました。
花の都、東京で流行り病の感染者が5000人を超えたそうです。
大変、困ったことになりましたね。
私は札幌市民ですが、少し想像力を働かせれば事態の深刻さはわかります。
しかし、このような事態に危機感を持たない者どもがいます。
これまでも展開してきた、おとぎの国の住人の一部はこのような事態にも危機を感じず、目先の利益と享楽の方が大事なようです。
今日は、そんなおとぎの国の裸の王子様の話をしましょう。
このブログの姉妹版で小説を書いています。
その小説版にも、おとぎの国の裸の王子様が登場します。
完成したら、公開しますね。
さて、裸の王子様とは何者か?
おとぎの国を治めている好男子です。
見目麗しいので、若い女性に圧倒的な人気を誇っています。
しかし、王子様には問題がありました。
麗しい姿とは裏腹に、心が貧しかったのです。
ある時、おとぎの国を流行り病が襲いました。
流行り病はロコチンと呼ばれおとぎの国に蔓延していましたが、一部の者はロコチンを恐れず、悪びれる風もなく、道端で酒を呷り、遊びに耽溺していました。
王子様も同じようにロコチンを恐れることなく振る舞っていました。
王子さまは何よりも金儲けが大事だったのです。
王子さまは自身の歌や舞い踊りを見せて小銭を稼ぐことを趣味としていました。
舞い踊りを生業とする者はおとぎの国には他にもいましたが、ロコチンの蔓延を受けて興行を自粛する者が続出しました。
おとぎの国の王様もロコチンの蔓延には頭を悩ませていましたが、決定的な対策を打ち出せずにいました。
迷走するおとぎの国で、ロコチンの感染者は激増しました。
しかし、王子様だけはどんな情報に対しても馬耳東風でした。
育ちが良すぎる王子さまは、下下の者の生活を慮ることができなかったのです。
王子様の周りにいる者も、敢えて苦言を呈する者はいませんでした。
王子様の関心事は、少しでも下下の者から年貢を徴収し金儲けすることでした。
流行り病が蔓延しようが、下下の者が疲弊しようが、王子様は自身の懐を潤すことにしか興味がなかったのです。
問題は王子様の行いだけではなく、このような振る舞いをする王子様を盲目的に支持する者がいることでした。
陰では、王子様の親衛隊と呼ばれる一部の若い女性たちは、傲慢で身勝手な王子様を支援していたのです。
流行り病が蔓延しようが金儲けに勤しみ、周囲から忠告されることもなく、裸の王子様を支持する女性たちがいることは狂気の沙汰ですが、それを正しいことと自負する王子様と女性たちは自らの正当性を主張するだけでした。
裸の王子様は正しいことをしている、流行り病が蔓延しようが裸の王子様の舞い踊りを見る方が大事である。
このように目先の利益と享楽だけが大事で、流行り病に苦しむ者がいることなど、どこ吹く風な態度の裸の王子様とその支持者たち。
そうしている間にも、おとぎの国ではロコチンの感染者が急増し、重症化して亡くなる国民が続出しているのです。
どうやら、王子様がロコチンに感染し命を落とすことにならなければ、事態の深刻さがわからないようですね。
おとぎの国はどこに行くのでしょうか。