露天風呂と政局

本編の前にお知らせです。

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 ~ここから本編~

今日も行ってしまいました。

スーパー銭湯です。

 

スーパー銭湯はリハビリですね。

目下、精神疾患の治療を受けている私にとって、朝きちんと起きて支度をしてどこかに出かけて行くことは困難なことです。

 

そこで、まずは自分が興味のあることから始めて、出かけて行く練習が必要です。

急に元気が出て仕事に行ければよいのですが、精神疾患の治療や回復には時間がかかります。

ですから、スーパー銭湯に出かけて行くことはリハビリです。

 

料金や交通の便をパソコンで調べながら行きたいところを探すのですが、その過程もまたリハビリですね。

 

今日は初めて行くスーパー銭湯に行ってきました。

 

露天風呂で寛いでいると、湯船に浸かりながら見られるテレビのニュースで速報が入りました。

日本国の総理大臣がお辞めになるそうです。

皆様、把握してらっしゃることと思います。

 

これは注目ですね。

私は露天風呂から出られなくなってしまいました。

肩まで浸かっているとのぼせてしまいますから、足湯のようにしながらじっとテレビを見ていました。

 

風雲急を告げる政局です。

次の総理大臣になるのは、どなたなのでしょうか。

 

私は政治の話が好きです。

政治は生活と繋がっているではないですか。

 

政治には興味がないですか?

誰がなっても同じですか?

 

いいえ、それは違います。

政治は私たちの生活と繋がっているのです。

 

ただ、日本は豊かになり過ぎて政治に興味が持てない人がいる。

私はそう思います。

 

食うに困らず、給料ももらえて、仕事が休みの日は楽しく遊べる。

このように満足した生活を送ることができれば、生活に疑問を持つ必要がなく、よって政治はどうでもよい。

こういう方っていますよね。

 

ある意味、日本人は幸せ過ぎるのだと思います。

三度の食事が食べられて、住むところに困らなければ、政治と生活の結びつきを意識しなくても生きてはいけます。

 

しかし、そうでしょうか?

悪政が行われ、国民生活を圧迫する法律ができれば、遊びどころではありませんし、今は健康で働けても病気になったりして働けなくなるかも知れません。

全ての人が生身である以上、いつ、どうやって働けなくなるかはわかりません。

そういう時に頼るべきものは社会福祉であり、社会福祉は政治の問題です。

 

それから、社会の中で多数派に属しているうちは政治に不満を持つことはないのかも知れませんが、少数派の人はどうでしょう?

貧しかったり少数派に属していると、自ずから政治に敏感になりますね。

 

私は生まれからして少数派です。

昭和30年代に結婚した両親は、父が母方の姓に改姓しました。

私は母方の姓を名乗っています。

 

母の実家が何か商売をしているとか、名士の家庭ということではないのですが、父の方が改姓しています。

 

父は悩んでいたこともあるみたいですね。

男が改姓することに対する不甲斐なさではなく、純粋に生まれた時の姓のまま結婚する方法はなかったのだろうかと悩んでいたようです。

 

そこで出てくるのは夫婦別姓の問題ですが、私はこの問題は早急に法制化するべきことだと考えています。

この制度があれば、父も母も生まれた時の姓のままで共に暮らすことができたことでしょう。

今もこの制度がないために、結婚に踏み切れなかったり、事実婚の形を取らざるを得ない方々がいます。

 

私自身も元夫とは事実婚をして夫婦別姓でした。

最初は婚姻届けを提出して、私が元夫の姓を名乗っていましたが、私と元夫も私の父と母と同じで互いの姓を尊重し合って暮らす方法を模索したところ、形式上だけ離婚届を出して事実婚に移行しましたね。

 

夫婦別姓以外にも性的マイノリティの方の問題など、少数派の問題は解決していないものが多いです。

 

私自身が生まれからして少数派ですし、今も精神疾患の治療を受けながら生活保護を頂き、障害年金を受給して暮らしています。

 

父と母が結婚する時からして少数派だった私は、同じような少数派の問題を身近に感じられます。

 

ですから、政治は生活に直結する大切なことなのだと実感しています。

 

今は多数派に属し不自由のない生活を送れていても、人間はいつ少数派になるかわかりません。

それは、例えば政治が変わり、独裁のような悪政に変わることでもたらされるようになるのかも知れません。

 

政治は大事です。

引き続き目を離さないでいきましょう。