癌の治療

本編の前にお知らせです。

「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。

「とまと文学部」で今は「海の向こうの大阿呆」というタイトルのものを公開中です。

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よろしくお願いします

~ここから本編~

さて、来週は子宮頸がん後の経過観察のために受けた検査の結果を聞きに行かなくてはなりません。

気になりますね。

 

今は再発はしていないのですが、検査のたびに結果が気になります。

子宮頸がんは癌になる前の異形成という段階でも治療することがあるようです。

 

もう3年以上、大学病院に通っていて何度も何度も検査を受けてきました。

今の私の状況は異形成ですね。

癌ではありませんが、癌に移行するリスクが高く放置はできません。

子宮頸がん→治療→経過観察→異形成→また経過観察。

このような経過をたどってきました。

 

この異形成の状態で何度か治療しようかという話は出ましたが、まだ踏み切ってはいません。

今は細かく細胞を観察し、治療が必要かどうか、必要ならどんな治療が適しているかもわかるようです。

 

一時は放射線治療をするかどうかという話も出たのですが、詳しく検査するとその必要はないと結果が出て、非常に中途半端な状態です。

どうやら、今の異形成という状態から全くの正常細胞に戻るのは難しいようなのです。

 

子宮頸がんはHPVというウィルスが原因になることが多いようですが、私はこのウィルスに感染したままで除菌も難しいそうです。

最初に手術した時は上手くいって数年は完治したような経過だったのですが。

 

癌の治療法っていろいろありますよね。

手術、抗がん剤放射線

 

私は手術のみで済んだはずでしたが、数年で異形成の状態に後退し、また治療が必要になるかも知れません。

 

一時期、治療に踏み切ろうかという話が出た時の選択肢は放射線治療でした。

何週間か毎日通院し放射線の照射を受けるというもので、非常に気が重かったのですが、詳しい検査の結果、治療はまだ必要ではないという結論に至ったのです。

 

今は昔と違い、可能な限り患者一人一人に合った治療法が提案されますよね。

私自身も自分の治療法は自分で決めたいです。

 

癌で死んだ父のことを思うと余計にそう思います。

父には選択肢はありませんでした。

病状が進行していたこともありましたし、もう20年以上前のことなので限界があったのです。

 

どんな病気であれ、早く見つけて早く治療を受けなくてはなりませんね。

治療が早ければ命が助かる確率が上がります。

或いは、生き延びることで治療法の進歩の恩恵を得られるチャンスが増えます。

 

良い意味で時間を稼ぎ、進歩していく治療法に追いついていきたいですね。

 

一番嬉しいのは異形成の状態も完治することですが、物事は0か100かだけではありません。

総合的に見て死なない程度に生き続けられればいいですね。

 

今回の検査結果も来週には出ます。

検査のたびに自分が向かう方向が変わっていくので、まだまだ安心はできませんが、病気と戦うというよりは上手に付き合っていきたいですね