本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
「とまと文学部」で今は「海の向こうの大阿呆」というタイトルのものを公開中です。
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~ここから本編~
昨日の話の続きになります。
今日は定期的な検査の結果を聞きに大学病院に行ってきました。
子宮頸がんに罹ってからずっと経過観察が続いているのです。
なんと!今回の検査では良性の細胞のみが出ました。
良かったです。めでたいですね。
今の大学病院に通うようになって三年以上が経っています。
子宮頸がんの手術を受けたのは別の病院なのですが、四年ほど前に状況が思わしくなくなってから大学病院に移って経過観察を続けています。
最初に手術を受けて十年近く経っていますが、未だに解放されず非常に中途半端な状況なのです。
ざっくり整理すると、このような経過ですね。
子宮頸がんで手術・子宮を全摘→小康状態で数年経過→状況が悪化する・異形成という状態→大学病院を受診→三ヶ月に一度の通院で検査・一年に一度は入院して検査。
異形成というのは癌の手前の状態で、治療する場合もあるようですが私の場合はまだ治療の対象ではないようです。
良性でもなく、かと言って癌が再発したのでもなく、異形成という非常に中途半端な状態ですが、元来楽観的な私は”なんとかなるさ”という気持ちを保つように心がけています。
”病は気から”ではありませんが、自分の気持ちくらいはしっかり持っておこうと思うのです。
このように異形成という状態が三年ほど続き、中途半端な状態だと挫けてしまいそうですが、そうではありません。
中途半端な状態だから、良い方向に向けてやろう。
そういう闘志も湧いてきます。
どちらかと言えば、定期的な検査で良性の結果が出ることは少なく、異形成の状態が続いて不安になったこともありましたが、くよくよしても時間ばかりが過ぎていきます。
泣いても笑っても人生の時間には限りがあります。
そうであるなら、少しでも前向きになるしかありません。
そんな心がけが功を奏したのか、今回の定期検査の結果は良性の細胞のみが出ました。
異形成の形のおかしい細胞は出なかったのです。
大きな前進ですが、まだまだ油断はできません。
以前も良性の細胞だけが出たことはありましたが、その次の検査では異形成になり後退してしまったこともあります。
担当医からも説明を受けるのですが、一度、子宮頸がんを経験し手術を受けてもその後に異形成になるという経過をたどると、良性の結果が出たところで手放しで喜ぶことはできないのです。
本当に喜べるのは、良性の細胞のみが出るという結果が何度か続いてからだということです。
次回の検査は通院で四ヶ月後に受ける予定です。
実はこの時期は毎年、入院して検査を受けているのですが、今年は今日の結果が良性だったので入院は一旦棚上げの状態で保留になりました。
次回、四ヶ月後の検査の結果を踏まえて、必要なら入院しての検査になると担当医からも説明がありました。
楽天的な気持ちではいるけれども油断せず、油断はしないけれども悲観的にはならず。
このような気持ちでこれからの四ヶ月間を過ごそうと思います。
大学病院は研究や教育の場であり、最高級の治療を受けられる場でもある。
そんな風に考えて大船に乗ったつもりでいようと思います。
今のところ癌の有効な治療法は早期発見と早期治療です。
定期的に最高水準の検査を受けられて、私は幸せ者です。
まだまだ予断を許さない状況が続きますが、病気とは上手く付き合うくらいの気持ちでのんびり取り組んでいこうと思います。