本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
「とまと文学部」で今は「海の向こうの大阿呆」というタイトルのものを公開中です。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
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よろしくお願いします
~ここから本編~
何故かたまに食べたくなりませんか?
私はフライドポテトが好きなんですよね。
必ずLサイズを買います。
そして、ほぼいつもお持ち帰りにします。
家でゆっくりしたいんです。
ハンバーガーといえばファーストフードを象徴するような存在ですよね。
ファーストフードのお店は出かける途中などにドリンクだけを注文して休憩したり、安くて気軽に利用できて便利です。
ハンバーガーショップは大学生の頃によく利用しました。
私が大学生だったのはもう30年以上前のことです。
私は北海道大学の卒業生ですが、私が学生だった頃は札幌の街の中に今ほどカフェのようなお店がなかったので、ハンバーガーショップでドリンクだけを頼んで時間をつぶしていたものです。
大学で授業が終わり、夕方からの家庭教師のアルバイトの時間まで時間をつぶしたい時は、学食で飲み物を買って過ごすか、街中のファーストフードのお店に行っていましたね。
今のように街中にコンビニはほとんどありませんでした。
友達どうしで「街中にコンビニがあるといいのにね」といつも言い合っていましたね。
街中で時間をつぶすには喫茶店くらいしかありませんでした。
スターバックスとかはありませんでしたし。
それでも、喫茶店はコーヒー一杯でもなかなかな金額になりますから、お金のない学生には負担でした。
そこで、学食かファーストフードのお店で過ごしていたのです。
私はファーストフードのお店に行くことが多かったですね。
今のようにスマホもなく、一人でファーストフードのお店で何をしていたか思い返すと、本を読んでいました。
ドリンク一杯を片手に読書に耽っていたものです。
大学の図書館よりもファーストフードのお店で本を読む時間の方が長かったですね。
とにかく、本を読んでいました。
文学、哲学、自然科学。
ありとあらゆるジャンルの本を読んでいました。
私は文学部でインド哲学を学んでいましたが、文学部でインド哲学を学んでいたからこそ、自然科学に関する本も好きでした。
大学生の頃のファーストフードは学びの場でもあったのです。
スマホがない時代は地下鉄に乗っていても、居眠りをするか本を読むかする人が多かったですよね。
男性だと新聞を読んでいる人が多かったですし。
今はそういう人は本当に少なくなりました。
今や私もすっかりスマホの中毒です。
大学生の頃には戻れそうにもありません。
同じ知識を調べるにも、本を読むより先にスマホに手が伸びます。
今はファーストフードの店に行くことも少なくなりましたね。
今日は本当に久々にハンバーガーを買いに行きました。
店の中の様子を見ていたら、講義が終わった後アルバイトの時間まで時間をつぶしていたことを思い出しました。
ファーストフードのお店は大学生活のオンとオフの切り替えの場でもあったのです。
今度は文庫本でも持って行きましょうか。