本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。
今日から第九話を公開しています。
話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。
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よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
~ここから本編~
今日は住んでいるマンションの防災設備の点検がありました。
共有部分の火災報知機の点検や、ベランダに避難用のハシゴがある部屋には作業員の方が入ってハシゴも点検します。
私は角部屋に住んでいて、ベランダに避難ハシゴがあるので点検が入りました。
特に問題はなく安心ですね。
ところで私は生まれてから今まで、引っ越しが多かったです。
数えてみたら今まで14回引っ越しました。
今50代なので、だいたい一軒の家に3~4年しか住んでいない計算になります。
親御さんのお仕事の都合で転勤していた方なら珍しくもないかも知れませんが、私はそんな格好のいい家庭環境ではありませんでした。
父が仕事が長続きしない人間で、父の仕事が変わるたびに引っ越していたようなものです。
何度か申し上げていますが、父はおそらく発達障害です。
周囲の人に合わせることができないから、仕事が長続きしなかったんですよね。
こういう人は結婚して家族を持つべきではないというのが、私の持論です。
生まれてから引っ越しばかりで、はっきり言って迷惑ですね。
一つだけ落ち着いて暮らせたのは、元夫と暮らしていた頃でした。
結婚してすぐに一軒家を建てました。
そのままずっといられれば良かったのでしょうが、人生は山あり谷ありですよね。
私の方がその家を出てきてしまったので、元夫は今は再婚した方と暮らしているようです。
今の私は生活保護を頂き、障害年金を受給して賃貸マンションに住んでいます。
たまに考えるのですが、このまま歳をとり、マンションが老朽化して建て替えにでもなれば、次に暮らす部屋は見つかるのだろうかと。
独身、生活保護、障害あり、そしていつかは高齢。
この四重苦を抱えて賃貸マンションを借りるのは大変なようです。
私の行く末は住宅難民の老女でしょうか?
不安にならないことはありません。
私の実家は古くて狭い公営住宅なのですが、そこに戻るという選択肢もあります。
しかし、帰りたくはないですね。
今住んでいるところを気に入っていますし、実家は大学四年生の時に家出して以来、自分が帰るべきところではないような気がするのです。
まだ50代か、それとも、もう50代と考えるか。
住まいの問題を考えても、若い頃のようにはいかないでしょうが、かと言って今の時点で高齢な訳でもありません。
やはり、実家には帰らず、もう少しだけ今の生活を楽しみたいですね。
子供の頃から引っ越し続きでしたから、気に入ったところに腰を据えて暮らしたいのです。
親の都合で振り回されて、あちらこちらを転々とした暮らしはこりごりですね。
この先、住まいをめぐる問題は私にとって簡単ではないかも知れませんが、それはその時々でベストを尽くして道を切り開いていこうと思います。
私の両親はどうしようもない人間なんですよね。
それでも生きてこれましたから、これからもそうなのでしょう。
住まいの問題以外にも問題はありますが、問題のない人生はないですよね。
皆、そうして生きているのです。