本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。
今日から第十四話を公開中です。
連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。
話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。
下のバナー「とまと文学部」の文字をクリックすると、小説のページに飛べますよ。
よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
~ここから本編~
今日の札幌は少し気温が低いです。
さっき、水抜きのリハーサルをしてみました。
水抜きとは真冬の夜などに水道管内の水が凍らないように、水道管の中の水を抜いて元栓を閉めることです。
私が住んでいるマンションは断熱もしっかりしていますから大丈夫だとは思うのですが、それでも1、2月の凍れる(冷え込む)時期には心配になります。
凍れる時期は夜、寝る前に水抜きをすることが多いですね。
10月は秋と冬の境界線です。
少しずつ季節は冬に向かっていますよね。
今日は家の中でセーターを着て靴下を履きました。
昨日は今シーズン初めて掛布団をかけて寝ました。
コタツの布団はもうセットしてあります。
着々と冬支度が進みます。
私は散歩が日課なのですが、今日はいつも通りかかる所にある温度計が9℃を示していました。
いよいよ一桁の気温ですね。
札幌の平地でも雪が降るのは間もなくでしょう。
温かい服装にして、コタツの準備をして、水道管の水抜きのリハーサルも完璧。
毎年のことですが、いつもワクワクしますね。
冬こそ北海道の真骨頂です。
何かと過酷な面もありますが、私は北海道に生まれ、北海道に育って良かったと思っています。
過酷なくらい凍れるのが、また趣があると思いませんか?
枕草子の世界ですね。
それぞれの季節にそれぞれの味わいがある。
爽やかで過ごしやすい夏と過酷な冬の落差。
この落差を楽しむくらいでいたいのです。
今日の札幌は気温が9℃。
東京だともう冬の気温ですよね。
このくらいの気温の時期に東京に遊びに行ったことがありますが、東京の人は気温が10℃くらいでも真冬の服装で雪がないのにブーツを履いていたりしますよね。
10℃くらいなのに、10℃もあるのに寒そうに震えるようにして急いで歩いている。
私にとってはかなり不思議な光景でした。
10℃は10℃でも、マイナス10℃くらいからを寒いと言う。
それが道産子の私の感覚です。
深々と降る雪、ツルツルに凍る路面、身を切るような冷たい風。
その全てが私の北海道のDNAを刺激しますね。
これらがなければ、冬ではない。
そんな感覚です。
気温10℃は東京では冬でも、私にはまだまだ温いのです。
少しずつ冬支度を整えながら冬に向かっています。
北海道のDNAがウズウズしてきますね。