シンガポールのクリスマス

本編の前にお知らせです。

「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。

新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。

今日から第三十七話めを公開しています。

連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。

話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。

下のバナー「とまと文学部」の文字をクリックすると、小説のページに飛べますよ。

よろしくお願いします。

tomatoma-tomato77.hatenablog.jp

~ここから本編~

11月も半ばを過ぎました。

どこもかしこもクリスマスムードが高まっていますね。

 

以前の私はまだ仕事をしていた頃、仕事が休みになるとよく海外に行っていました。

12月にシンガポールに行った時のクリスマスは記憶に鮮やかに残っています。

当たり前のことですが、シンガポールってクリスマスの時期でも暖かい、暑いんですよね。

北海道出身の私には新鮮でした。

 

泊まったホテルがオーチャードロードに近く、夜、暗くなってからも安心して外に出ることができました。

いやはや、クリスマスの時期のオーチャードロードは賑わっていましたね。

 

歩道も人でいっぱいで、なかなか前に進めなかったり。

ホテルに帰ろうとして道に迷ったり。

 

暗くて、人でいっぱいで、ホテルとは正反対の方向に歩いていて、かなり進んでから気付いたりと、その時はホテルに帰れなかったらどうしようと焦りましたが、今ではいい思い出です。

 

マーライオンも見に行きましたね。

当時はまだ世界的な感染騒動の前だったので、中国からの観光客も多かったです。

日が暮れると、マーラーオンがある地区のビルがライトアップされて綺麗なんですよね。

 

北海道出身の私は雪のない12月は不思議な感じがして、地球は丸いんだなと実感したものです。

11月にマレーシアに行ったこともありましたが、その時は日中にスコールに遭ったりもしましたね。

スコール自体が日本では珍しいですよね。

最近は地球温暖化のせいか、ゲリラ豪雨というものもありますが、北海道では珍しい方です。

雪のないクリスマス、スコールのある冬。

世界は驚きとビックリに満ち溢れています。

 

逆に冬の北海道に雪を見に来る観光客の方もいますよね。

地球は丸く、よって気候の違いがあります。

自分が生まれ育った地域以外に行く楽しみは、この気候の違いを実感することでもあります。

 

シンガポールのクリスマス。

また行くことはできるのでしょうか?

あの頃の私はまだ仕事をしていましたが、今は療養生活を送っているので仕事をせず、生活保護を頂きながら生活しています。

 

しかし、そもそも仕事をすること自体、無理だったのかも知れません。

私には自閉症スペクトラム障害という障害があります。

仕事に就いても長続きできなかったり、障害があることで今後は健常者と同じような生活は難しいかも知れません。

 

それでも、人生終了とは思わないんですよね。

まだ30、40年は生きていそうですし。

どこかで人生挽回の時がくるかも知れません。

寧ろ、障害があるとわかったことで、無理な生き方をせず自分らしい人生を送れると考えています。

人生、今がスタートラインですね。

 

サンタクロースへの願い事は、障害があっても前進し続けられるようにということですね。