本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。
今は第四十三話めを公開しています。
連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。
話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。
下のバナー「とまと文学部」の文字をクリックすると、小説のページに飛べますよ。
よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
~ここから本編~
今日も行ってきました。
スーパー銭湯です。
もはや、趣味はスーパー銭湯と言ってもいいくらいですね。
そうは言っても、私は精神科の病院に通って双極性障害の治療を受けたり、子宮頸がん後の経過観察も続けています。
汚い話ですが、一週間から十日に一度の割合でスーパー銭湯に行く時だけがお風呂に入る時間です。
つまり、私は一週間から十日に一度しかお風呂に入らないのです。
精神疾患を治療している方ならおわかりのように、お風呂に入るのが億劫になるんですよね。
ですから、スーパー銭湯に行く日は貴重な入浴の日であり、自分の意思で外出する唯一の機会なのです。
私は露天風呂が好きなんですよね。
札幌も初冬らしい気温になってきました。
冷たい風に吹かれながらお湯に浸かるのは気持ちの良いものです。
体が火照ってくると露天の岩に腰かけたり、冷えてくるとまたお湯に浸かったりを繰り返します。
岩に囲まれた露天風呂でゆっくりお湯に浸かっていると、自分がニホンザルになったような気がしてきます。
猿も温泉に入りますよね。
人間は猿が進化して生まれたものですから、どこかで似ているところがあるんですね。
露天風呂に入る人間の姿は、猿にどことなく似ているような気がします。
先日、札幌の隣街、小樽の朝里というところにある日帰り温泉にも行ったのですが、札幌から小樽方面にJRで移動すると海が見えてきます。
冷たい日本海の荒波の中で海鳥が逞しく飛んでいました。
海面から突き出た大きな岩の上で羽を休めている海鳥の姿もあったのですが、それはやはり露天風呂に入りながら岩の上に腰掛けて休む人間の姿のようにも見えました。
猿も海鳥も人間も、基本、考えていること、感じていることは同じなんですよね。
水辺、温泉など水のあるところに引き寄せられ、体を休めるために岩の上に上がってみたり。
やっぱり、同じ地球に住む生命体です。
水と戯れ、疲れたら陸に上がり、心地よさを求めて寛ぐ。
ところで、温泉って初めて入ったのは誰なんでしょうね?
人間が猿から進化する途中で見つけたのでしょうか?
人類はアウストラロピテクスの頃から温泉の存在に気付いていたのでしょうか?
或いはもっと進化してから、ネアンデルタール人になる頃に温泉を見つけて入る習慣がついたのでしょうか?
人間はいつから温泉を嗜むようになったのでしょうか?
猿も温泉はお気に入りのようですよね。
また、露天風呂で火照ると人間が岩の上で休む姿は、海の上に突き出た岩の上で羽を休める海鳥の姿にも似ています。
人類、皆が兄弟。
猿も海鳥も人間も似たような行動をとり、地球の上の家族みたいなものですよね。
みんな、仲良く温泉入るべ(北海道弁)です。