世界史の時間

本編の前にお知らせです。

「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。

新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。

今日から第四十四話めを公開しています。

連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。

話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。

下のバナー「とまと文学部」の文字をクリックすると、小説のページに飛べますよ。

よろしくお願いします。

tomatoma-tomato77.hatenablog.jp

~ここから本編~

昨日は温泉に浸かる猿の話もしました。

人間はいつから温泉に入っていたのでしょう?

アウストラロピテクスの頃からでしょうか?

 

アウストラロピテクスといえば、人類の祖先として教科書にも載っていましたよね。

世界史の教科書の冒頭に載っていました。

 

そこで、世界史の話をしたいと思います。

 

世界史、私は高校生の頃に懸命に学んでいました。

二次試験に世界史を課す大学を志望していたんですよね。

 

当時、かなりの勉強量が必要でした。

二次試験での世界史は記述式で、長文で王朝の興亡についてまとめることを要求されていたり。

たくさん勉強しましたね。

単に年代を覚えるだけではなく、何が、どうやって、どんないきさつで、歴史的な出来事が起こったのか。

この流れをまとめて記述するには、単なる暗記以上のことが求められました。

 

でも、楽しかったですね。

私は勉強が好きなので苦になりませんでした。

 

しかし、世界史を二次試験に課す大学は結局受験しませんでした。

そこで、世界史は共通一次試験で選択しましたね。

二次試験向けの記述対策をしていたので、マークシート式の選択肢を選ぶ形式は楽でした。

 

世界史、歴史上の人物の名前、なんだかユーモラスに聞こえる名前もありますよね。

例えば、チャンドラグプタとか。

 

チャンドラグプタ、ご存知でしょうか?

古代インドの王様の名前ですね。

世界史の中で比較的早い段階で出てきます。

 

高校生の頃、私以外にも世界史を選択していた生徒はもちろんいましたが、今でも覚えているのはある男子生徒のことです。

 

「俺、チャンドラグプタまでなら楽勝だけどよー。そこから先はわかんねーや」

 

いつもそんな風におどけていましたね。

チャンドラグプタ、チャンドラグプタ、その男子生徒は実に楽しそうに念仏のように口にしていました。

 

チャンドラグプタ。

今でも思い出すとにやけてしまいます。

 

また、学生時代に世界史を選択した方はおわかりのように、世界史って扱う量が膨大なので一年間学ぶと三学期には時間がなくなり、超特急で授業が進んでいませんでしたか?

第二次世界大戦が終わる頃から、時間切れ濃厚になり”●ページから◎ページ、質問がなければ次いきまーす”みたいなテンポで授業が進められていませんでしたか?

 

第二次大戦が終わり、国連ができたり、東西冷戦が顕著になる時代は省略されがちですよね。

でも、なぜか世界史の始まり、人類の発生・アウストラロピテクスについては時間をかけて丁寧に説明されたり。

 

アウストラロピテクスの方が東西冷戦時代より時間をかけて、授業で扱われているというのも如何なものかと私は思っていました。

 

私が現役の高校生だった頃はこんな感じでした。

今はどうなんでしょうね?

 

世界史は世界史というより、人類史と言って良いような気もするんですよね。

アウストラロピテクスから現代まで、人間は進歩したのでしょうか。

少しずつ進化しているとしたら、今の普通の人間とはまた違う人間がそのうち現れると思います。

 

これから、どんな風に人間は進化するのでしょうね。