東京の大雪

本編の前にお知らせです。

「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いていますが作業中に間違って表示を消してしまいました。

復旧次第、載せますのでそれまでお待ち下さい。

~ここから本編~

今日、ニュースを見ていたら東京で大雪という話題を取り上げていました。

じっとテレビを見ていましたが、うーん、これは大雪なんでしょうか。

そんなことを考えました。

 

私は札幌生まれの札幌育ち。

祖父母の代からの道産子です。

祖父は東北から移り住んできたので、生粋の北方系ですね。

 

ですから、東京が大雪と言われても今一つピンときません。

積雪というよりは、小雪が舞う。

私の目にはそう見えますね。

 

東京の大雪といえば、元夫が社会人になりたての頃、東京で勤務していた頃のことです。

元夫も北海道の人間なので寒さや雪には強く、半そでのTシャツに革ジャンだけで歩いていると、寒いのに痩せ我慢をするなと言われたそうなんですよね。

元夫にしてみれば、東京の冬は北海道の晩秋みたいなものですから、東京の人が完全武装の真冬の装いで歩いているのが不思議だったのでしょうし、革ジャンを着るなら中は半そでTシャツで十分だったのです。

東京で雪が降れば、上を下への大騒ぎ。

私もそうですが、元夫は不思議に思っていたのだそうです。

 

大雪というのは、一晩で何10センチも積雪があったり、気温がマイナス10℃を下回ったり、ホワイトアウトで立ち往生することを言うのです。

 

ところで、東京の大雪はなぜ全国ネットで話題になるのでしょう?

それは、東京のお天気の話ですよね。

天気予報のコーナーで取り上げれば十分だと思うのですが。

取り上げるとしても、交通機関への影響を伝える程度でよいのではないでしょうか。

 

東京の大雪(?)が全国ニュースで取り上げられる。

なんだか不思議な現象です。

 

大雪というのは、雪かきに2時間はかかる状況を言うのですよね。

元夫と暮らしていた頃の私は専業主婦でしたから、雪かきは私の仕事でした。

元夫が仕事から帰る前に家の前を一通り雪かきしておかないと、元夫が家に入れませんでしたから道路から玄関先まで雪かきをしていたものです。

 

一軒家だったので、道路から玄関までの間の道をつけるのは骨が折れる作業でした。

作業の間は飼っていた犬を庭で遊ばせてやったり、2時間も雪かきすれば汗だくでした。

雪が多い日は一日に何度も雪かきしたり。

元夫も仕事が休みの日は雪かきに励んでいました。

 

これぞ、北国の暮らしですね。

冬はこのくらいでなければなりません。

北海道の人間は逞しいです。

私は故郷の北海道が、春夏秋冬、大好きですね。

 

元夫、あの一軒家の周りを今でも雪かきしているのでしょうか。

あれから、ずいぶん時間が経ちました。

 

雪が積もれば積もるほど、元夫や飼い犬たちと過ごした思い出も降り積もりますね。