本編の前にご案内です。
この「とまとの呟き」の姉妹版で小説を書いています。
タイトルは『アンドロイドの楽園』といいます。
下のバナーをクリックで小説のページに飛べますよ。
よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
私は今は独身で一人ですが、以前、結婚していたことがありました。
同じ相手で結婚を2回、離婚を2回したんですよね。
自分の子供はいないので、今の私は身軽で気楽な一人の生活です。
もう30年近く前のこと、私はある人と結婚しました。
結婚をナンセンスだと思っていた私が結婚したのですから、大変なことでした。
私は幼い頃から家庭的な苦労が絶えず、結婚はしたくなかったですし、子供を持つなど以ての外でした。
その私の心を変えた元夫は偉大です。
大学生の頃からの付き合いで、とにかく話が合ったんですよね。
家庭に対する否定的な価値観、子供は持ちたくないという価値観にも共感してくれました。
価値観の合う人間との共同生活ならいいと思ったんですよね。
そんな訳で元夫とは結婚しました。
元々、私も元夫も夫婦別姓を是としていました。
元夫は婚姻届けの提出にも否定的でしたね。
こういう過激さに私は惹かれたのです。
それでも一度お試しでやってみてはどうかということで、婚姻届けを提出してみました。
結婚後は仕事を辞め専業主婦になる私の方が姓を変えて、夫の姓になりました。
しかし、元夫の姓はちょっと珍しい姓で、結婚後の私は必ずと言ってよいほど、正しく名前を読まれることがなかったのです。
私の元の姓はどこにでもある、平凡な姓でした。
元夫の姓、正しく読まれることのない姓でいるのは不本意でした。
そもそも結婚に魅力を感じられない私の価値観を形成した私の両親の価値観、結婚で女性が姓を変えることを当然とする価値観に沿うことは、精神的に、人生を渡っていくなかで苦痛以外の何ものでもありませんでした。
そこで、数年を経て、私たちは事実婚を選択することにしたのです。
一旦、法律婚していましたから、当然、離婚届を提出ですね。
これで、結婚1回、離婚1回ですね。
そして、事実婚に切り替えましたから、2回めの結婚です。
2回めの結婚、事実婚をスタートさせてからが、元夫にとっても私にとっても真に結婚した。
そう思える結婚生活でしたね。
法律婚の時は結婚式は挙げず、何もしませんでした。
親類に手紙を出して結婚報告をするくらいでした。
しかし、事実婚に移行した時は違いましたね。
互いの姓を変えずに尊重し合って生きる。
これが元夫と私にとっての真の結婚でしたから、結婚写真を撮ることにしました。
いわゆるフォトウエディングですね。
この状態で1回めの離婚を経て2回めの結婚が成立。
事実婚にしてよかったですね。
何より、精神衛生上いいです。
自分の名前が正しく読まれないというのは、かなりのストレスですし、結婚して姓を変えることは変えた方の「家」に吸収合併されるような違和感がありました。
ただ、人と人の関係というものは必ず変わるものです。
それが程度の問題で、共に暮らしていけるのか、それとも共に暮らすことができなくなるのかの違いだけだと思います。
元夫とは袂を分かつことになりましたね。
発展的なコンビ解消とでも言いましょうか。
これで離婚の2回めですね。
元夫は今は再婚しているらしいです。
元夫、結婚3回めですね。
少し前に話しましたが、元気そうです。
さて、私は3回めの結婚はするのでしょうか。
しないとは決めていないですね。
姓もどうしましょう。
お相手次第ですね。
別姓を選ぶかも知れませんし、同姓を選ぶかも知れません。
どうせやるなら、次の結婚はみんながアッと驚くような相手に出会いたいものです。