本編の前にご案内です。
このブログの姉妹版で小説を書いています。
タイトルは「ブラックマーラの嘘」といいます。
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tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
ホワイトデーは昨日だったんですね。
すっかり忘れていました。
昨日は動物園に行き、猿山の猿を眺めるのに忙しかったのです。
ホワイトデーといえば、取って置きの話があります。
まだ元夫と結婚していた頃の話ですね。
元夫とのエピソードではありません。
私が当時打ち込んでいたエアロビクスにまつわる話です。
私は元夫と結婚していた頃は専業主婦でした。
摂食障害の影響がまだ残っていたと思うのですが、体形の維持に余念がありませんでした。
太るのが嫌でした。
そこで、スポーツクラブに通っていたんですよね。
筋トレもして体を鍛え、エアロビクス三昧でした。
有名だったんですよ。
同じレオタードは着ない人として。
かなり派手めで、今となっては穴があったら入りたいほど恥ずかしいです。
エアロビクスというと若い女性のイメージが強いと思いますが、私が打ち込んでいた頃から多くの男性の会員さんもレッスンに参加していました。
インストラクターさんも男性の方はいました。
私が通っていたスポーツクラブに、伝説的な人気有名インストラクターの方がいました。
その先生のレッスンは常に激混みで、女性メンバーに圧倒的な人気を誇る男性のインストラクターさんでした。
私もその先生が大好きで、こっそりバレンタインの少し前にチョコを渡したんですよね。
アイドルの追っかけみたいな心理でしたね。
結婚していたので、それでどうこうという気持ちはありませんでした。
アイドルの追っかけです。
その先生、さすがエアロビクスインストイラクター、かなり素敵な方だったのです。
その年は先生のレッスンはバレンタインに当たりました。
さあ、大変です。
レッスンが終わると、参加していた女性メンバーは隠し持っていたチョコを出して、先生に向かって突進していましたね。
先生は持ちきれないくらいのチョコを抱えてスタジオを出て行きました。
こんなにたくさん貰うのだから、先に私が差し上げたチョコのことは忘れられるんだろうなと思っていましたね。
ところが、一ヶ月後のホワイトデーの日。
先生のレッスンがあったのですが、私がレッスン前にストレッチをしていると、こっそりお返しを下さいました。
クッキーをお返しに頂きましたね。
まあ、なんということでしょう。
もちろん、会員とインストラクターの個人的な接触は禁止されていました。
先生は「これで勘弁してください」という気持ちもあったのだと思います。
その年、元夫からホワイトデーのお返しは何を貰ったか思い出せません。
その後、その先生は退職され、私もスポーツクラブを退会しました。
あの日、先生目がけて突進し、チョコを渡していた熱烈な女性会員の皆さんも、どこで何をしていることでしょう。
いくつになっても、バレンタイン、ホワイトデーはワクワクしますよね。