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昨日は死んだ父の誕生日という話をしました。
今日はややその続きです。
出生届の話ですね。
私は4月24生まれです。
父とはちょうど一週間違いですね。
私の出生届はいつ出されたのか?
ちょっと気になります。
私は1960年代生まれ。
生まれて見なければ性別はわからない時代でした。
名前もあらかじめ決めておくというより、生まれてから女の子だったので女の子らしい名前を考えてもらったのではないかと思うんですよね。
私世代だと圧倒的に多いのは◎子です。
実際、私も●子といいます。
この●に入る漢字がポイントですね。
名前は父がつけてくれましたが、●には父が込めた願いがいっぱいに詰まっています。
●子。
●に入る漢字は何でしょう?
私自身、相当気に入っています。
これがあれば、戦争はなくなり、人と人は憎み合うことはなく、世界の平和が実現されます。
さあ、何でしょう?
愛子?優子?和子?でしょうか?
どれも違います。
愛よりも優よりも和よりも、人類に必要なものは、あれです。
父はそんな願いを私に込めたんですね。
昔の社会に欠けていたもの、そして、未だに人間はそれを掴み取っていないもの。
それが、●の字に込められた概念です。
昔だから欠けていて、今は実現しているのか?
残念ながらそうではありません。
多様性という言葉が一般的にはなりましたが、多様な人間のあり方を実現するにはまだまだゴールは遠いですね。
●の字に込められた概念。
この名づけのセンス、私は気に入っています。
自分の名前が好きですね。
おそらく、私の出生届はゴールデンウィークの谷間に出されたのではないでしょうか。
もう50年以上も昔のことですから、父はカレンダー通りに仕事を休んでいたと思われます。
今日のように、ゴールデンウィークの谷間の平日に役所に行っていそうですね。
●子。
●に入る漢字を一生懸命考えたのでしょう。
これは若い頃は不遇だった父が、世の中の全てが幸せになるようにと願いを込めてくれたものです。
あ、しかし、幸子でもありません。
もっとスケールが大きい名前です。
どちらかというと男の子につけた方がいい漢字かも知れませんね。
それでも私は自分の名前が好きです。
先週に誕生日を迎えましたが、父が願いを込めた希望を実現するような人間になりたいものです。