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イラストはイメージです。
札幌の初夏の名物、YOSAKOIソーラン祭り。
今日も見に行っていました。
昨日の余韻がまだ残っていて、チケットがなかったので雰囲気だけでも味わいに行きました。
私の中の踊り子の魂、血が騒いでいます。
私は20、30代の若い頃エアロビクスに夢中でした。
私は踊り子だったのです。
元々は元夫と結婚して仕事を辞め、自由になる時間が増えたことからスポーツクラブに通い始めたのがきっかけです。
結婚前の私は元々の精神が不安定だったこと、体調が思わしくなかったこともあり結婚と同時に仕事を辞めました。
体調が悪かったので、体力を回復させるためにスポーツクラブに入会したのです。
最初はヨガや太極拳など、ごく軽いメニューから始めましたね。
スポーツクラブに慣れてきた頃、スタジオで行われていたエアロビクスのレッスンに興味が湧きました。
好奇心でレッスンに参加してから、私は急激に変わっていきました。
まずは靴ですね。
ヨガや太極拳には普通の上靴のようなものを履いて参加していましたが、運動に大切なものは靴です。
インストラクターさんにも質問したりして、エアロビクス用の靴を買ったのです。
その後はすごい勢いで進み、イメージのイラストのようなレオタードに手を出すようになりました。
私がエアロビクスに夢中だった時代はレオタードが流行っていて、ハイレグ、Tバックのレオタードを着るのがカッコよかったのです。
形から入るのはもちろんですが、やるからには究める。
凝り性な私は体づくりにも取り掛かりました。
スポーツクラブでは筋トレに勤しみ、食事にも気をつけて野菜や良質のタンパク質を摂り、徹底的に脂肪を控えました。
元夫も面白がって便乗し筋肉もりもりになっていましたね。
とにかくエアロビクスが上手くなりたい。
スポーツクラブでも上級者のクラスに挑戦したり、専門の雑誌を購読してテクニックの研究に努めていました。
スポーツクラブにも有名なインストラクターさんがいたんですよね。
いわゆる競技エアロです。
鍛えた選手が煌びやかなレオタードを身に付け、難易度の高い技に挑むスポーツです。
これにもハマりましたね。
競技会にもエントリーし、刺激を受けていました。
エアロビクスは私の青春ですね。
レオタードも一種のコレクターと化していて、100着以上持っていました。
競技会にエントリーしたくて、技の練習にも励みましたし。
今では危険技として奨励されていない動きに、ハイキックという技があります。
直立したまま、足のつま先を顔の高さくらいまで蹴り上げるという動きです。
ハイキック、私は得意だったんですよね。
今では全然足が上がらなくなりましたが。
エアロビクスに夢中になることで、太ることはありませんでした。
逆に言えば、太るのが嫌でエアロビクスにのめり込んでいたとも言えます。
それは摂食障害の心理を心の奥深いところに抱えた、私の闇の部分の表れだったのかも知れません。
体を鍛え過ぎていましたね。
女性にしてはかなり体脂肪率が低かったですし。
心の中の闇の部分の表れだったのかも知れませんが、スポーツに夢中になること自体は悪いことではありません。
太ったおばさんになってしまったのでもうレオタードは着られませんが、エアロビクスの魂の火は消えていません。
ジャージでもいいからまた踊りたいですね。
札幌名物のYOSAKOIソーランを見ていて、若い頃に夢中だったエアロビクスの魂、踊り子の魂がウズウズしていました。
踊り子の魂は消えることはなさそうです。