宗教の問題

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写真はイメージです。

 

今日は宗教の話です。

 

安倍元総理が銃撃された事件以来、毎日毎日、ある宗教団体の名前が何度も出てきていますね。

話を聞けば聞くほど恐ろしいと思います。

宗教って、人を幸せにするものなのではないでしょうか?

話を聞く限りでは、その逆を向いているようで矛盾を感じます。

 

この宗教団体、私が通っていた大学でも勧誘活動をしていましたね。

私は北海道大学の卒業生なのですが、合格し入学が決まった時点で父はもちろん、親戚の伯父さんにも言われました。

その団体には近づいてはならないと。

まだ高校を卒業したてで右も左もわからない私は、そんなものかなと呑気に構えていましたが、後から考えると父も伯父も間違ったことは言っていなかったのだなと理解できました。

 

他にも、いわゆる新興宗教の団体を中心に、大学では勧誘活動は行われていましたね。

1990年代に社会を震撼させた大事件を起こした教団も勧誘にきていました。

これが、なかなか気の利いた面白そうな謳い文句で誘ってくるのです。

一見、サークルの勧誘のような感じでしたね。

おっと、危ない。

私もうっかり釣られて着いていくところでした。

あの時、着いていかなくてよかったですね。

 

そもそも宗教とは何なのでしょう。

私が通っている頃、北海道大学では宗教学の講義も受けられました。

宗教とは何か。

わかっているようで、わからないテーマですね。

なかなか面白い講義でした。

 

担当教授はこんなことも言っていましたね。

日本ではキリスト教形式で教会で結婚式を挙げ、お正月には神社に初詣に行き、死んだら仏教で成仏する。

節操がないと思わないかと。

 

これには講堂の中の学生一同、大爆笑していましたね。

私も大笑いしてしまいました。

本当に節操がない。

それは果たして信仰と言えるのか。

 

その教授はこうも言っていました。

新興宗教に”走る”とよく言うが、”走る”とは好ましくないものに傾倒する時に使われる表現である。

では、新興宗教の何が好ましくないのかと。

 

いやあ、これもユニークですね。

新興宗教の何が好ましくないのか。

なぜ”引っ掛かる”人は後を絶たないのか。

”引っ掛かる”というのも好ましくないものを指しますよね。

 

宗教学の講義、面白かったです。

私が通っていた頃、北海道大学では3年生から専攻に進む仕組みだったのですが、インド哲学専攻を第一志望としていて、第二志望は宗教学の講座で希望を出していたくらい興味が湧きましたね。

 

そういえば、大人になってからこんなことがありました。

ボランティア団体に所属し活動していたのですが、そこのスタッフがこんなことを言っていたのです。

 

日本は外国と違う。

日本では宗教は根付かないし、信仰を持つことは胡散臭いことである。

 

そうでしょうか?

確かに金銭ばかりを要求するカルトは問題ですが、ちゃんとした宗教もあると思ったんですよね。

こういう考え方をする人が日本には少なからずいる。

これって日本人が直面している悲劇ではないかと思いました。

何と言っても、人を助けるボランティア団体のスタッフがこんなことでいいのでしょうか。

 

日本人ってまだまだ幼稚なところがありますよね。

心の豊かさが不十分というか。

そんなことだからカルトにつけ込まれるのではないでしょうか。

 

私は神仏の存在は信じますね。

大学でインド哲学を学び、学問として仏教についても考察しました。

 

心を豊かにして、カルトにつけ込まれず真の信仰を大切にする。

これが大切ですね。