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私の日課は散歩です。
一番太っていた時より6kgくらい体重が減ったのでやめられませんね。
今日は、母校の北海道大学まで歩きました。
土曜日だからか、観光客が多かったですね。
上の写真のように、北海道大学のセールスポイントはキャンパス内の豊かな自然です。
私が現役の頃はありませんでしたが、今の北大のキャンパス内には北海道のご当地コンビニ、セイコーマートがあります。
そこでビールを買って休憩しました。
ビールを飲みながら、ふと考えました。
一緒に入学した同級生たちは、今は何をしているのかと。
私は留年しているので、同級生たちより一年遅れて卒業しました。
先に卒業していった同級生たち、立派な会社に就職していきましたね。
今も勤めているのか、今は幸せなのか、考えてみました。
立派な会社、いわゆるいい会社に就職したところで一生の幸せは保障されません。
当たり前のことですよね。
ところが、私の父は違っていました。
いい大学、いい会社=幸せ。
こういう思考回路でしたね。
こういう考え方は、私が大学を卒業した30年ちょっと前の時点で既に、ちょっとどうかという捉え方をされていました。
でも、父は違ったようです。
父は1930年代の生まれ。
今、生きていたら80代の後半で、太平洋戦争を経験し、昭和30年代の高度経済成長期に青春時代を過ごした世代です。
困るんですよねえ。
こういう世代の人は、経済成長こそ幸せ、いい会社に入って所得を伸ばすことが幸せと信じて疑いません。
こういう考え方、今どきしている人はほとんどいませんね。
私が大学を卒業する頃も、如何なものかという空気がありました。
それでも、人間って考え方を変えるのは難しいんですよね。
父は北海道大学という知名度のある大学を卒業し、その後は名のある会社に勤めることが幸せの条件と思い込んでいました。
私は反発していましたね。
私が大学を卒業して選んだのは、あまり知られていない小さめの会社でした。
結局、会社勤めが性に合わない私は、その会社を9ヶ月くらいで辞めてしまったのですが、性に合わないのですから大きな会社に行っても同じことだったと思うんですよね。
一つだけ言えることは、当時の父の価値観はやっぱり間違いであるということです。
古いとか新しいとかではありません。
いい大学=いい会社は間違いですね。
人間は自分が一番好きなことをすればよいのです。
高度経済成長に踊らされた世代って、そろそろこの世界から消えていく年代ですよね。
いつまでも古い、誤った価値観の人間にいてもらっては困ります。
父はずいぶん前に病死しました。
そういう人間はこの世界にいらないと、神様が判断したのでしょう。
いい大学=いい会社=幸せ
こうステレオタイプな、凝り固まった価値観は古いのです。
今どき、こういう人はいませんね。
そういう意味では日本が経済的にも危機に直面して、これまでの価値観が通用しなくなっていることは悪いことばかりではないですね。