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今週末は一段と厳しい寒波が襲来するらしいですね。
今の札幌はこんな感じです。
写真自体は先月に撮ったものですが、今も大体こんな感じですね。
これは札幌の街の真ん中、中島公園というところで撮りました。
しかし、寒さにも負けず、雪にも負けず、私は今日も日課の散歩に出かけました。
いつもそうなのですが、どこまで行くかは決めずに散歩に出発します。
今日は最終的には母校の北海道大学まで歩きました。
まだ冬休みなのでしょうか。
自分が現役の頃はどうだったか、忘れてしまっています。
それでも、大学構内のクラーク博士の像は健在でしたね。
なんだか寒そうです。
クラーク博士も真冬のこの時期、キャンパス内に吹きっ曝しでは寒いと思うんですよね。
このクラーク博士には北海道大学的都市伝説があります。
像によじ登り、クラーク博士の頭に触ると留年するという言い伝えがあるのです。
今もあるかどうかはわかりませんが、私が現役で大学に通っている頃は盛んに言われていましたね。
そうは言っても、私はこの像の頭には触っていませんが留年しました。
そのこととは関係ないのですが、この時期の寒さに触れると、家出しながら大学を卒業したことを思い出します。
大学四年生の時に私は母と些細なことで喧嘩をして家出しました。
そして、そのまま実家に帰ることなく、バイトをして自活し、卒論も書き上げて卒業しました。
家出したのが11月だったので、どんどん寒くなる時期がちょうど家出して学業と両立させていた時期と重なります。
当時は珍しくなかった、風呂なし、トイレ共同、六畳一間だけを借りるスタイルのアパートに住んでいました。
お風呂はアパートの中に仮設のような、今なら海水浴の海の家にあるようなコインを入れて使うタイプのシャワーがありましたが、寒くて使えませんでした。
それで、アパートの近所にあった銭湯に通っていましたね。
その銭湯、二軒あったのですが、どちらも今は廃業して別の建物が建っています。
もちろん、私が住んでいたアパートももうありません。
今日は母校の北海道大学が散歩の終着地点だったので、家出して暮らしていた辺りも通りました。
今でも学生街ですが、様子はすっかり変わりましたね。
生計を立てるためにバイトをしていたお店ももうありません。
別のお店になっていますね。
それでも建物自体は残っていて、テナントが変わっただけなので外観だけは当時のままです。
真冬の寒波にも負けず、自活して大学を卒業しようとしていたあの頃。
毎年、この時期になると寒さも跳ね返そうという、若さに満ちていた頃のことを思い出します。
寒いからこそ発奮していたんですよね。
道産子は寒ければ寒いほど熱くなるのです。