懐かしの町

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tomatoma-tomato77.hatenablog.jp

写真はイメージです。

 

一昨日、懐かしい町を歩きました。

私の趣味、日課は散歩です。

一昨日は元夫と暮らしていた辺りを散歩がてら歩きました。

 

実は2年半ほど前にもそこを散歩しています。

同じ札幌市内ですが、今、私が住んでいるところと元夫と暮らしていたところは別の地域です。

行こうと思えば行けますが、もう離れた町なので毎日のように行けるわけではありません。

 

いつもそうですが、散歩は歩きながら気が向いた方に行きます。

一昨日もそんな感じでしたね。

2年半前に行った時は、二人で住んでいた家を見ただけで帰りましたが、一昨日はその町をゆっくり歩いてみました。

当時は犬を飼っていたので、毎日の散歩で歩いたところが今どうなっているか見てみたかったのです。

 

変わりましたね。

そこは札幌の高級住宅街で山の斜面に集落が点在するように開けています。

昔、私がまだ住んでいた頃にあった家がリフォームされていたり、全く別の家が建っていたり、空き家かなと思うような感じになっていたり。

空き地だったところに家が建っていたりもしていましたね。

 

私と元夫が住んでいた家は何も変わることなくありました。

私の記憶が正しければ、家のローンはもう終わっているはずです。

 

2年半前に見に行った時に、家の前の空いているスペースで知らない女性が近所の人らしき人と談笑していました。

その女性は私と元夫が住んでいた家の鍵を開けて中に入っていきましたね。

 

おそらく、元夫は再婚したのだとずっと思っていました。

しかし確定ではないので、一昨日、思い切って元夫に聞いてみました。

事務的な用事がある時のために、連絡先は押さえてあります。

 

元夫からの回答は、何年か前に再婚したということでした。

これで確定ですね。

私はもうあの町には戻れませんし、あの家に帰ることはできません。

 

いろいろ考えたのですが、私はいわゆる毒親育ちで元夫に多くのことを求め過ぎたのです。

思いっきり甘える、自分を肯定してもらう、心の拠り所を持つ。

私は親からそれらを与えられませんでした。

それで元夫に求めましたが、それは行き過ぎてしまったのです。

 

あの家を出て10数年以上が経ちました。

私はあの家を出たことで成長できました。

あのままだったら、何の成長もなく、ダメダメおばさんになっていたと思います。

 

文章はしんみりしていますが、私は意外とケロッとしています。

離婚したことで成長があった。

これでいいですね。

この先、まだまだ、いろんなことがあることでしょう。

 

ご縁があれば私も再婚するかも知れません。

とりあえず今の生活を気に入っているので、一日一日、せいいっぱい暮らします。

そうすれば自ずと道は開けます。

懐かしの町の思い出を糧に、しっかり歩いていくのです。