本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。
今日から第四十三話めを公開しています。
連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。
話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。
下のバナー「とまと文学部」の文字をクリックすると、小説のページに飛べますよ。
よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
~ここから本編~
タイトルそのまんまです。
癌封じのお守りとして身に付けていたブレスレットをなくしてしまいました。
今日、夕方に出かける前まではあったので、出かけている途中でどこかでなくしてしまったらしいです。
ブレスレットは昨年、京都に行った時に清水寺で買ったものです。
元々は一昨年、やはり清水寺に行った時にお守りとして赤いブレスレットを買い、一年間無事だったのでお礼の意味も込めて、改めて昨年に紫色のものを買い身に付けていました。
今のところ、癌封じのおまじないは有効のようでした。
私は子宮頸がんで手術をしたことがあり、今も経過を観察中です。
再発のリスクもありますから、心配になる時もあります。
そこで、一昨年に京都に行った時にお守りのブレスレットを買い求めたんですよね。
そのお守り、ブレスレットを落としてしまいました。
そこで、こう考えることにしました。
ブレスレットはその役目を終えたのだと。
もう心配なことは消え失せたから、ブレスレットは私から離れていったのだと。
子宮頸がんはまだ経過観察中で、次の検査の日程も決まっています。
前回の検査結果がなかなか良いものだったので、次回もそうあって欲しいのですが、どうなるかはわからないですね。
今まで良い結果が出ては、また悪くなるの繰り返しだったので、一度いい結果が出たところで喜んでもいられません。
今はそんな心境で生活しています。
そんな中でお守りのブレスレットがなくなってしまった。
どう考えたらよいか思いを巡らせてみたのですが、やはり、ブレスレットはその役目を終えた、今後の経過は良い方向に向かう。
そう考えることにしました。
ただ、お世話になったお守りが、どこに行ったかわからないのは寂しいですね。
何か別の願いを込められるお守りを探し求めてみようと思います。
子宮頸がんが治ったとしても、いつ、また、どんな病気に罹るかわからないですし、病気以外にも災いはたくさんあります。
私は意外と信心深い方です。
人の力が及ばない、科学だけでは捉えきれない、目に見えない何かの存在を信じています。
寧ろ、このような目に見えない存在の方が実体だと思いませんか?
そのような存在を大切にしたいですね。
目には見えなくても存在するもの。
私はずっと昔に病死した父の存在を感じますね。
理屈ではなく、時々、父が向こうの世界から降りてきて、すぐ傍にいると感じ取れることがあるんですよね。
親子とはそういうものでしょう。
母とは折り合いが悪いですが、母も死んだらそういう存在になるのでしょうか。
目には見えない何かを感じ、大切にする。
これこそが御利益を得るということなのでしょう。
お守りのブレスレットはどこかに行き目には見えなくなりましたが、私を守ってくれる本質には何の変わりもないのです。