本編の前にご案内です。
この「とまとの呟き」の姉妹版で小説を書いています。
タイトルは『アンドロイドの楽園』といいます。
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tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
札幌に4丁目プラザというファッションビルがあるのですが、今日で閉館します。
寂しいですね。
4丁目プラザ、通称・4プラには私の青春が詰まっているのです。
4プラは1971年に開業したファッションの発信地です。
私は高校生になると頻繁に行くようになりましたね。
再開発が進む札幌、最近はJR札幌駅の地区が栄えていて、札幌駅が新しくなるまでは中心的役割をしていた大通地区からお客さんが流れていっているようです。
私はどちらかというと古い人間なので、大通地区が好きですね。
4プラも大通地区を代表するファッションの中心でした。
建物が古く、耐震性に不安があるとのことで、4プラの建物は解体されます。
パッと見はデパートのような4プラ。
閉館、解体が決まった後、慌てて出かけて行ったのですが、買い物をするぶんには古さや耐震性の不安は感じなかったですね。
それでも、建築などに詳しい方が見れば耐震性に不安がある古い建物なのでしょう。
確かに、開業して50年以上が経っていますし。
4プラには私の思い出がいっぱい詰まっています。
敬愛するTHE ALFEEの初ライブのチケットを買ったのが4プラプレイガイドです。
ライブのチケットがまだプレイガイドで売られていた時代でした。
高校生になると、4プラには足繫く通ったものです。
私が通っていた高校は私服通学でしたし、学校と家の通学路の途中に4プラがありましたから、下校の途中に地下鉄を降りて服を買うために4プラに寄り道していたものです。
大学生になってもそうでしたね。
JR札幌駅の再開発が始まるまでは、大通地区が若者のファッションの中心でしたから、高校、大学生の時の私は大通地区で買い物をしていたのです。
その中心にあるのが4プラでしたね。
札幌に住む私世代なら、4プラを知らない人はいないでしょうし、行ったことがない人もいないでしょう。
若い頃の私の生活の中心に4プラはありました。
そして、もう少し大人になってからのことですが元夫と結婚してすぐの頃、4プラで二人の結婚指輪を買いました。
確か、一番下の地下の階にあったアクセサリー屋さんですね。
気のいいおじさんが一人でやっていたお店だったように記憶しています。
何百円くらいの非常に安価なものでしたが、結婚式は挙げず、簡単に済ませた私と元夫にとっては尊い結婚指輪でした。
このように、間もなく閉館する4プラには私の青春が詰まっています。
形あるものはいつかは壊れる。
そうわかっていても寂しいですね。