本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。
今は第四十七話めを公開しています。
連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。
話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。
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よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
~ここから本編~
昨日、ニュースをチェックしていたら、去年の国勢調査の結果の話題を見つけました。
日本の人口がその前の調査の時より94万人減ったとか。
94万人、ちょっとした都市の人口くらいありますね。
そんなに減ったんですね。
大丈夫なんでしょうか。
この先、高齢者が増えるのでいなくなる方が増えますよね。
人口を維持するか、増やすには亡くなる人より生まれてくる人の数が多くなければなりませんが、生まれてくる人数って増える見込みはあるんでしょうか?
あまりなさそうですよね。
こうして日本の人口は減っていくのかも知れません。
私の家庭のことを考えてみると、我が緑大木ファミリー(緑大木は仮名です)も人口は減っています。
一番若い姪は高校生ですが一人っ子です。
姪の両親は、私の弟とそのお嫁様で2人。
そして、姪の祖父母は父方、母方で2×2=4人です。
祖父母世代から孫世代、単純に計算しても四分の一に減っています。
私は自分の子供がいないので、緑大木ファミリーは先細りですね。
こういったことが日本各地で起きているのでしょうね。
なぜ、人口が減るのか?
子育ての支援がないとか、教育にお金がかかるとか、いろいろ言われていますが、私は結婚のハードルが高い、入り口が狭いからだと考えています。
いつの間にか、結婚の枠組みが狭くなり、その枠に入りきれない人が増えたのではないでしょうか?
或いは、子供を持つということも狭い枠組みに閉じ込められるようなことになってしまっていないでしょうか?
例えば、夫婦別姓も認めるとか、事実婚でも法律婚のような権利を認めるとか、いろいろな結婚の形態があっても良いではないかという寛容な社会になって欲しいですね。
結婚の枠が狭くて、そこに入りきれないでいる方々、少なくはないと思います。
結婚が狭い枠組みなら子供を持つこと、子育てすることも狭い枠組みにはめ込まれることとなり、そこに入れない人が出てきますよね。
以前も書いたのですが、世の中全体が不寛容で余裕がないのです。
自分と違う人を攻撃したり、自分がしたくないことは相手にもさせない、認めないという不寛容さが幅を利かせているようでは、子供の数は増えないことでしょう。
また、凄惨な事件も多いです。
子供同士が殺し合うような事件も多いですよね。
そういう子供に育ってしまう原因は、寛容な心で相手を認めるという基本的な部分が欠落していることだと思います。
人口減少は不寛容さの結果ですね。
人口が減少すれば社会は衰退の危機を迎えます。
不寛容な社会は衰退するのです。