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写真はイメージです。
最近、札幌では古いビルが取り壊され、新しいビルの建設ラッシュです。
一見、活気が溢れているようですが、私は大丈夫なのだろうかと思いますね。
日本はこれから若者が減り、高齢者が増えていきます。
新しいビルができても、そこにお金を落とす元気な人間が減るのに大丈夫なんでしょうか。
今必要なのは、新しいビルよりも介護施設だと思うんですよね。
また、日本の人口は減っていますから、今の高齢者が亡くなってその後から若者が高齢者になり、そして死んでいくと人がいなくなるのに立派なビルだけが残るということにならないでしょうか。
気になりますね。
或いはこんな風にも考えました。
高齢者が増えるのに若者は減る。
誰が高齢者を支えるのでしょうか。
私は外国の人に入ってもらうのもやむを得ないと考えています。
そうなると、残っていく立派なビルを利用するのは外国人にならないでしょうか。
街の中の立派なビルだけが残って、元気に働ける人間が減る。
日本はそういう国になるのではないかと心配になります。
ところでここ何日間かのテレビのニュースを見ていると、防衛費の話題が盛んに報じられています。
これも、私はうーん、如何なものかと思いますね。
立派なビルだけできて元気な人間が減るのと同じです。
威勢のいいことを言って武器ばかり揃えても、元気に働ける人間が減っては本末転倒だと思うんですよね。
私は武器を買ったり戦争に備えることよりも、高齢者や障害者の福祉や少子化対策にお金を使うべきだと考えています。
少子化、深刻ですよね。
私も自分の子供はいません。
欲しくなかったんですよね。
私の家庭だけかも知れませんが、私の上の世代、両親世代の罪は重いです。
子供を持つことが楽しい、価値があると思えるような接し方を私にしてこなかったのですから。
私の両親世代は昭和の高度経済成長の時代を生きた世代です。
この世代は形ある物が大事で、お金を稼いで物を買う。
これが美徳とされた世代です。
心がこもっていないんですよね。
個人の個性を尊重するという考え方もないですし。
画一的で馬車馬のように働き、皆が同じ物を買い求める。
これでは子供を持つことに希望が持てませんでした。
新しいビルをニョキニョキ建てるのも同じような気がします。
立派な物を揃えても肝心のそれを使う人間が大切にされない。
札幌の再開発を見ていたら、そんなことを考えました。