Alfee Maniaに入りたかった高校生の頃

本編の前にお知らせです。

「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。

「とまと文学部」で今は「裸の王子様」という短編を書いています。

tomatoma-tomato77.hatenablog.jp

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よろしくお願いします。

~ここから本編~

昨日に引き続きAlfee Maniaの話です。

私は今から40年近く前の高校生だった頃、Alfee Maniaに入会しました。

その後、大学を卒業したりと忙しくなり、更新しないまま来てしまいました。

再入会はこれからです。

 

このブログを読んで下さっているのはアル中さんだけとは限らないので、解説しましょう。

Alfee Maniaとは私が敬愛するTHE ALFEEのファンクラブです。

現在は違いますが、私が入会した頃は既存の会員さんから推薦を受けなければ入会することができなかった、由緒あるファンクラブです。

 

前回も書きましたが、私を推薦してくれた会員さんはとても厳しい方で、この方と折り合いが悪かった私の友人はAlfee Maniaの入会を断念していました。

今はなくなってしまったこの制度ですが、私は賛成します。

軽い気持ちでALFEEを応援して欲しくないのです。

 

私がこのブログ以外で主に活動するTwitterにおいてもそうであるように、ネットの時代になり入り口が広くなったことは結構なことなのですが、やはりネットはネットです。

軽く、甘口な方には違和感を感じざるを得ません。

 

私は元来、少し気難しいところがあるのでそう思ってしまうのですが、スマホで気軽にALFEEの情報にアクセスできる方々と、ラジオとハガキの時代に感受性の鋭い多感な頃を過ごした私との間には温度差があるようにも感じています。

 

このような発言をしたところ、お叱りを頂いてしまいました。

 

ただ、喧嘩を売るとか、仲違いするとか、新しいファンの方を排除するとか、そういうことではありません。

若くて感受性が鋭かった頃にネットがなかった世代なので、ネット世代の新規のアル中さんに対して戸惑いを感じているといったところでしょうか。

 

私は高校生の頃、Alfee Maniaに入会しましたが、文学にハマっていて”ALFEEは文学だ”と周りの友人に触れ回っていました。

当時の私は医学部を目指していたところから文学部に転向し、インド哲学という学問を志そうとしていました。

インド哲学とは、古代からのインドの思想や文学、宗教、わかりやすく例えるならば、ヒンズー教や仏教などについても研究する学問です。

 

医学部への進学をやめて、文学部に進みインド哲学を志したのには理由がありました。

古典文学の無常観に影響され、日本の文学にも傾倒したからです。

この「無常観」はインド哲学における仏教思想の主要な部分を構成するものでもあります。

私はインド哲学を志すうえで、文学における無常観に大きな影響を受けたのです。

 

話が回り道になってしまいましたが、ALFEEの歌の世界観は文学的ではないでしょうか。

最近、発表される曲はかなり丸くなりましたね。

 

私が医学部に進学せず、インド哲学を志そうと思っていた高校生の頃、1980年代半ばから後半にかけてのALFEEは突っ張って尖っていました。

この頃に私は大学を目指して学んでいたのです。

この尖っていて、必ずしも明るいとは言えない当時のALFEEの曲と私が目指すものは一致していたのです。

 

必ずしも明るいとは言えず、突っ張って尖っている。

突っ張って尖っていると言っても、その方向性がアウトロー的なものではなく、どこか知性と深い思慮を感じさせるものが当時のALFEEの曲の本質であると言えましょう。

 

そんな当時のALFEEの曲の方向性と私が学び、求めたいものは見事に一致していました。

古典文学なら「平家物語」の無常観に、純文学なら川端康成武者小路実篤などの美しい文体に影響されていました。

 

ALFEEの歌詞は美しい文学です。

言葉の使い方もそうですが、そこに描かれる世界観が美しいのです。

 

ですから、私は周りの友人に”ALFEEは”文学だ”と触れ回り、さながら宣伝部長のような状態でしたね。

 

私が大学で学んだインド哲学は、文系中の文系な学問です。

文系の学問は、大学を卒業してからも読書をしたりすれば、いつでも戻って学び直すことができます。

 

今でも私はALFEEを学び、楽しみ、また新たな発見をし続けています。

 

今は事情があり、すぐにはAlfee Maniaに再入会できないのですが、いつでもインド哲学を学び直すことができるように、またいつでも戻れるのですから焦らずゆっくり再入会に向かっていきたいものです。