本編の前にご案内です。
この「とまとの呟き」の姉妹版で小説を書いています。
タイトルは『アンドロイドの楽園』といいます。
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よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
夕方にテレビを見ていたら、春が近いせいか学習塾のコマーシャルが流れていました。
キャッチフレーズは”難関校に強い指導!”だそうです。
難関校ねえ。
高校、大学ともに難関校出身の私は首を傾げてしまいました。
難関校を卒業して何かいいことはあったか。
ありませんね。
いい学校に行くよりも自分の好きなことに打ち込む方がもっと大事です。
しかし困りましたね。
既に死んだ父、未だに死ぬこともできずにいる母、私の両親は共に学歴至上主義でした。
良い高校に行き、良い大学に行き、最後は良い会社に入る。
バカの典型ですね。
最近はこういう極端な学歴至上主義の人は減った印象があります。
学校も行きたくなければ行かなくてよい、合わなければ別の進路でもよい。
こういう人は増えましたね。
大変よいことです。
私は北海道一の進学校から北海道大学に進みましたが、だから何だという感じですね。
北海道大学は伝統のある大学なので、確かに就職は強いです。
しかし、どうでしょうか。
一流の会社に入っても、苦行のような生活かも知れません。
私の弟がそうですから。
弟は私と同じ学歴で北海道の超優良企業の勤め人ですが、仕事に家庭生活に、そして最近では年老いた母の施設入所のことで忙殺される日々を送っています。
なまじ学歴が高いために責任ある仕事を持たされ、今どきの男は家庭に帰れば家事をするのは当たり前なのです。
仕事に家事にヘトヘトですね。
学校は行きたければ行けばよいですし、勉強も好きなら取り組めばいいですよね。
私はたまたま学問が好きでしたが、それ以外のことにも興味はありました。
私服通学の高校に通っていたので、大学に進まなかったらスタイリストになりたかったのです。
一時はファッション関係の専門学校にも興味があったのですが、当時、父曰く「専門学校などは小手先の技術を学ぶだけで、社会的な地位は低い」ということでした。
なんと失礼な発言でしょうか。
専門的な技術を身に付けられるなら、ある意味、専門学校の方が優れていると思うんですよね。
それに、父も母も学校とは権威のある絶対的な場で、とにかく間違いのない正しい存在だと信じていたのです。
恥ずかしい考え方ですね。
1930年代に生まれた者の価値観など、こんなものです。
父はずいぶん前に、もう死にました。
当たり前ですね。
こんな価値観の老人は不要ですから。
アップデートできない者は消えゆくのみです。
とにかく、学校なんかはどうでもいいですね。
自分の好きなこと、興味があることに楽しく取り組めばよいですね。
私は次に人間に生まれてきたら、学校に囚われない人生にしてみたいですね。
学校は絶対的な場でもないですし、必ず正しい存在でもありません。
学校以外の選択肢を持つことは大事ですよね。