このブログは、にほんブログ村にも登録しています。
スマホ版は記事のページの一番下、パソコン版は記事の右側にバナーを貼っています。
ぜひぜひクリックをお願い致します。よろしくお願いします。
写真はイメージです。
さっき、ごはんを食べていたらテレビでキャットフードのCMが流れていました。
栄養バランスがよく、猫の健康にもよい。
そんな風に謳われていましたね。
隔世の感を禁じ得ません。
私が子供の頃、昭和40~50年代は家で飼っている犬や猫の食事は、家族が食べ残したものに冷たい味噌汁をぶっかけたものが一般的でした。
私が小学生の頃まで、家でも犬を飼っていましたが、残飯味噌汁ぶっかけごはんを与えていましたね。
飼い方も現代とは違っていました。
外に犬小屋を置き、鎖で繋ぎっ放し。
私たち家族のお隣のご家庭では、大きな檻を作ってそこに入れっ放しにしていましたね。
現代なら虐待です。
私たち家族が犬を飼っていたのは、父が動物好き、犬好きだったからです。
しかし、父もいい飼い方をしていたとは言えませんね。
私が生まれた家では犬を飼っていたようです。
私が一歳くらいの時、写真に写っていますね。
その家には三歳くらいまで住んでいたのですが、引っ越し先は犬が飼えない環境だったようです。
私はまだ三歳くらいでしたが、その犬が大人の男性数人がかりで車に乗せられ、どこかへ行ってしまった様子を覚えています。
その犬、キャンキャンと悲しそうな声をあげていました。
飼えなくなるなら、最初から飼わない。
これは常識ですね。
私が三歳というと、50年以上前のことです。
当時はこういう常識がなかったのでしょうか。
その後も私たち一家はあちらこちらを転々とする生活をしていました。
にも拘らず、父は犬を欲しがり飼っていました。
最終的には公営住宅、いわゆる団地で暮らすことになったので、やはり犬は飼えなくなり手放しましたね。
しかし、よく考えたら、これは非常によくないことです。
最後まで飼えなければ、動物を飼うべきではありません。
父、このことをわかっていなかったんでしょうか。
後に父は癌で病死しますが、父がもう治療法がなく終末期医療を受け始めた頃のことです。
私はこう言ったことがありました。
「お父さんが治らない病気になったのは、安易に犬を飼い、自分の都合で手放したから。罰が当たったんだね」
後から母から聞きましたが、父は私のこの言葉を気にして落ち込んでいたそうです。
父は元来、真面目で優しい人間だったので、犬のことで私に厳しく言われ、反省したり後悔したりしたのでしょう。
でも、本当のことですよね。
生き物を粗末にすれば、それなりの報いがあるのは当たり前ですよね。
犬と猫をめぐる環境、社旗情勢は私が子供の頃とは全く変わりました。
今は犬と猫は家族ですよね。
私は元夫と暮らしていた頃、いちばん多い時で犬を三匹飼っていました。
敢えて子供を作らなかった私たちにとっての子供でしたね。
こういう夫婦は増えこそすれ減っていることはないと思うのですが、どうなのでしょう。
人間の子供を増やさなくても、私たち夫婦は幸せでした。
また、あんな暮らしをしてみたいですね。
犬と猫っていいですよね。
触れば毛がふわふわして温かいですし、ある程度の知能もあるので生活のパートナーですよね。
犬はずっと昔から人間の友でした。
これからもそうですね。