私の実家は団地

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写真はイメージです。

 

今日は前回の”普通って何?”とも重なる内容です。

タイトル通り、私の実家は団地です。

持ち家ではありません。

イメージ写真のような典型的な団地が私の実家です。

引っ越してきてから40年以上経っています。

 

私が生まれ育った家庭はとにかく貧しかったです。

貧しい理由はいろいろですね。

私が生まれて間もない頃、両親がトラブルに巻き込まれて金銭的に追い詰められたということがありますが、そもそも私の両親って二人とも障害者だと思うんですよね。

 

私には自閉症スペクトラム障害がありますが、突然変異ではありません。

両親ともかどちらかが障害者だから、私にも障害があるのだと考えています。

私の両親は障害者なのでまともな仕事に就けなかったのでしょう。

このような理由で私の実家は貧しく、団地が終の住処なのです。

 

イメージ写真のような典型的な団地に、今は母が一人で住んでいます。

はっきり言うと、一人暮らしでもちょうど良さそうな間取りに家族四人で住んでいました。

 

私はこんな感じで持たざる者です。

世間的には底辺ですね。

しかし恥ずかしいとか惨めだとか感じたことがありません。

 

前回の”普通って何?”でも書きましたが、良い学校を出て、良い会社に入り、結婚して子供をもうけ、一戸建てを建てる。

これがセットになって幸せのお手本のように言われがちですが、そうじゃなくても幸せを感じる方法ってありますよね。

自分の考え方、感じ方次第ですよね。

 

特別に幸せだとは感じませんが、だからといって不幸だとも思っていません。

実家が団地だから不幸だとは思わないんですよね。

 

例えば今、団地で一人暮らしをしている母が死んだところで相続の面倒な手続きは必要なく、団地を管理している公共の窓口で契約を解除するだけです。

税金もかかりません。

 

他人様の言うことはどうでもいいんですよ。

団地は底辺。

それなら底辺で結構です。

底辺か頂点か、決めるのは自分ですね。

 

持ち家でも不幸な家庭はあるでしょうし、団地住まいでも幸せを感じることはありますよね。

私はそういう感覚が敏感です。

幸せと不幸せは、どこに住んでいるかでは決まりません。

自分の心が幸せを決めるのです。