年度末にコタツ布団を片付ける

今日は3月31日。

年度末の日でしたね。

お勤めをされている方々は、忙しかったのではないでしょうか。

 

私は今は無職で、障害者枠で仕事を探しているので、今日もいつも通りのんびり過ごしていました。

それでも、やらなければならないことがありました。

 

タツの布団を片付けることです。

夏の間は布団をはずし、テーブルとして使っているので、コタツの布団をはずす作業をしていました。

 

と言っても、コタツの布団をはずすには、テーブル部分の上に乗せている多くの物を片付けなければならず、コタツの布団を片付ける時間よりも、コタツのテーブルの上に乗っている物を片付ける方が時間がかかってしまいました。

 

中にはいつ置いたのかわからないような物も多く、必要な物を間違って捨ててしまわないように、一つ一つ確認しながら作業を進めたので、かなり時間がかかってしまいました。

 

現在、無職でのんびり暮らしている私でも、人並みに慌ただしい年度末を過ごせました。

 

こうして、コタツの布団の片付けは終わりました。

 

タツの布団を片付けるついでに、冬の間着ていたダウンジャケットや手袋、マフラー、帽子も片付け、春用の上着を出しました。

 

今日一日で一気に部屋の中も春らしくなりましたね。

 

春に向かってウキウキしますが、今日、コタツのテーブルの上に置いてあった物を捨てる作業をしていると、なんだか寂しい気持ちにもなりました。

 

季節が移り変わる時は、来るべき新しい季節に向かってワクワクする一方、去りゆく季節を見送り物悲しくなります。

 

タツのテーブルの上に置いてあった物を、捨ててもよい物か一つ一つ確かめていると、それらを初めて手にした頃のことや必要としていた頃のことを思い返し、感慨に耽っていました。

 

年度が変わり、4月からの新年度を迎えると新しい生活に胸が躍る思いですが、それと同時に過ぎ去っていくそれまでの生活に別れを告げます。

 

私も今日は、冬の間に使っていたコタツの布団やダウンジャケットを片付け、春に向けて一歩踏み出し、これからの季節に胸が躍る一方で、去っていく冬になんとなく後ろ髪引かれるような思いでした。

暖かくなる春を待ち望んでいたはずなのに、いざ冬の終わりを実感すると、名残惜しさを感じる。

 

このような人間の、割り切れない思いや感覚は人間の感受性の為せる業ですよね。

 

春から夏になる時より、夏から秋になる時より、秋から冬になる時よりも、冬から春になる時の方が、片付けなければならない物が多く、そのぶん季節の変わり目にしみじみと感じ入ってしまいます。

 

タツのテーブルの上に物を置かないようにはしたいのですが、ついつい郵便物やチラシなどを放置して、そのまま季節の変わり目、春を迎えると今日のようにコタツの布団を片付けるよりも、コタツのテーブルの上に置きっ放しの物を片付ける方が手間も時間もかかってしまうのです。

 

そして、片付けなくてはならない物を一つ一つ確かめてみては、感慨に耽る。

毎年、春を迎えるとこの繰り返しです。

 

去年の今頃、今年こそはコタツのテーブルの上に物を放置しないと、自身に誓ったはずでしたが、やはりテーブルの上には多くの物が放置され、今日も片付けに時間がかかってしまいました。

 

今のところ、コタツの布団を片付けたテーブルの上は片付いていますが、おそらくいつの間にか散らかることでしょう。

 

そして今度は、コタツの布団を出す頃、またテーブルの上を片付けなければならなくなる。

この繰り返しです。

季節の移り変わりがある限り、感慨に耽りながらも片付けに追われることには変わりがないようです。