本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
「とまと文学部」で今まで「裸の王子様」という短編を書いていましたが、今は次回作の準備中です。完成するまでは「裸の王子様」をお楽しみ下さい。
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よろしくお願いします
~ここから本編~
今日は”終戦記念日”なんですね。
忘れてはならない一日です。
先日も父のお墓参りの話をしましたが、父は終戦記念日についてこんなことを言っていました。
”終戦”記念日ではなく”敗戦”記念日であると。
なるほど、それもそうですね。
このことについてその真意を聞く前に父は死んでしまいましたから、その意味するところを正しく知ることはもうできません。
さて、今日のテーマは離婚して独身。
私は今50代です。
40代で離婚して10年以上経ちました。
障害がありすぐには働けず、生活保護を頂き障害年金を受給して賃貸マンションに住んでいます。
時々考えるのですが、賃貸住宅は一生住むことは難しいですよね。
ずっと住んでいたとしても、建物自体が老朽化して出ていかなければならない日が来るかも知れません。
今の賃貸マンションはまだまだ住んでいられますが、まだまだ住めるからこそ、私もそのぶん歳をとっていきます。
今の賃貸マンションが老朽化する頃、私も高齢になっていることでしょう。
住むところの問題は大問題です。
独身でいるとこの問題に対処するために不動産を購入することが奨励されますが、今の私は生活保護と障害年金を頼りに生きていて不動産を購入することはできません。
障害があり、公的な扶助に頼って生きていて、離婚して独身。
これは、お先真っ暗なのでしょうか?
しかし、私は全くそうは思いません。
今後、どんなチャンスが待っているかわからないではありませんか。
私の実家は古くて狭い公営住宅です。
今は母が一人で暮らしていますが、母もそろそろ施設への入所を希望しています。
母が施設に入所するタイミングで私が実家に移り住むことも考えてみたのですが、あまり積極的にはなれません。
実家に戻ることになれば、何かから撤退してしまうような気がするのです。
どこまで頑張れるかはわかりませんが、行けるところまで行きたい。
そう考えているので、公営住宅に戻る気持ちにはなれません。
今、私が一人暮らしをしているマンションはかなり便利なところにあります。
この立地での気ままな生活を手放すことはできないのです。
更に遡って考えれば、元夫と別れず持ち家に住んでいればよかったのかとも思いますが、それも違います。
元夫と離婚せず、持ち家に住める生活をしていたとしても、私らしい生活ができていたとは思えません。
だから離婚したのであって、それ以外の選択肢は考えられませんでした。
私のような人ってたくさんいますよね。
離婚して独身の人はかなり多いはずです。
障害があって働けない人も多いですよね。
昔と違って離婚は珍しいことではなくなりましたし、障害を持って生きることもそのハードルは低くなってきたように思えます。
障害があることも、離婚したことも、その中から何かを成し遂げよと天から命じられているような気もするんですよね。
私は嗅覚が鋭いです。
なぜ、どうして、というような理屈ではなく自分の感覚を信じて進んできて間違ったことがありません。
今までもそうであったように、これからも離婚して障害があることを弱みとせず、寧ろ強みとして進んでいこうと思うのです。