家庭訪問

本編の前にお知らせです。

「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。

新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。

今日から第十八話めの公開を始めました。

連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。

話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。

下のバナー「とまと文学部」の文字をクリックすると、小説のページに飛べますよ。

よろしくお願いします。

tomatoma-tomato77.hatenablog.jp

~ここから本編~

今日は家庭訪問がありました。

私は精神疾患を治療中で生活保護を頂き、障害年金を受給して生活しています。

こうして文章を書くことは、将来の自立に向けての訓練のようなものですね。

文章を書くことが好きなので、文章を書くことが自活に繋がればよいと考えています。

 

今日の家庭訪問は生活保護でお世話になっている役所の担当の方が来てくれました。

一番の話題は私の健康問題です。

 

精神疾患を治療中で、子宮頸がん後の経過観察も必要です。

その上、私には自閉症スペクトラム障害という障害があります。

健康上の不安はありますね。

 

健康問題以外では、家族との関係についても話しました。

私の障害を理解せず、理解してこなかったことを反省していない母とは絶縁しているとお答えしました。

父は既に亡く、母の他には弟がいますが、弟も家庭に仕事に忙しいんですよね。

 

私のような方は少なくないと思います。

家族と疎遠で健康上の問題を抱えている。

家族がいても、それぞれが自分の生活に必死で扶養は難しい。

 

こういう時のために社会福祉があります。

人間は今は元気でお金を稼げていても、いつ、どこで、どんな障害を負うことになるかわからない存在です。

誰もが福祉を受けられることは尊いですね。

 

家庭訪問といえば、小学生や中学生の頃に担任の先生が家庭訪問に来ましたよね。

私が小学校の一年生、初めて家庭訪問を受けた時のこともはっきり覚えています。

当時、まだ保育園児だった弟が担任の先生にいたずらするので、家庭訪問どころではなくなっていたことを覚えています。

 

中学生の頃の家庭訪問では、摂食障害を発症した私を気遣って頂いたり、いろいろなことがありました。

 

たまに思い出すのですが、あの頃の先生はまだお元気なのでしょうか?

小学生の頃からは40年以上が経っています。

当時、今の私くらいの年齢、50代の先生もいましたが、今は90代でしょうか。

ご存命かどうかは微妙ですね。

 

このように私は様々な人との関りと共に家庭訪問を受けてきました。

 

今日の家庭訪問が終わり、食べるものを買おうと外に出たら、私を訪問してくれた役所の担当の方がまだいて少しびっくりしました。

どうやら、同じマンションに住んでいる別の生活保護受給者の方の部屋に訪問しようとしていたようでした。

 

今、私が住んでいるマンションに他にも生活保護受給者の方がいるということですね。

このマンションのオーナーさんが素晴らしい方なんですよね。

私は入居した時も生活保護受給者でした。

それでも入居を認めてくれましたね。

 

その後、一旦仕事に就きましたが、今年に入って再び生活保護を頂くことになり、オーナーさんにその旨を報告すると快く手続きにも協力して頂けました。

マンションのメンテナンスも丁寧ですし、心の広いオーナーさんには助けられています。

 

私もこういう人でありたいですね。

いつか生活保護を卒業できる時がきたら、困っている方、立場の弱い方の味方であり続けたいのです。