本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。
今は第四十八話めを公開しています。
連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。
話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。
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よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
~ここから本編~
今日はスーパー銭湯に行ってきました。
だいたい一週間か十日に一度の割合で行っているので、三日めで行けたのは進歩ですね。
私は精神科の病院に定期的に通い治療を受けているのですが、自分の意思で外出できることは治療にも効果的と、主治医からアドバイスを受けています。
ですから、三日程度しか間隔を空けずにスーパー銭湯に行けたことは進歩ですね。
今日、スーパー銭湯に行こうと思ったのには理由があります。
明日、美容室に行きたいんですよね。
髪が伸びたのでカットしたいのです。
しかし、一週間に一度スーパー銭湯に行く程度では汚いです。
美容室ではシャンプーもしてもらえますから、あまりお風呂に入らず汚いと思われるのは恥ずかしいですよね。
そこで、今日行ってきました。
私はもう50代です。
小綺麗にしていないと、若い方からは単なる汚いおばさんに見えますよね。
いつもお願いしている美容師さんは20代の若い方なので、汚いおばさんと思われたくないのです。
人間は年齢を重ねるたびに汚くなりがちですよね。
若い頃は人目や気になる異性の目を気にしたり、お洒落にも余念がありません。
しかし、歳を重ねるたびに段々そうではなくなってきます。
それに、精神疾患を治療していると身の回りのことに構うのが億劫になりがちです。
意識してきれいにするよう努めなくては、単なる汚い中高年です。
私はまだ小綺麗にしておこうという気持ちが残っていますから、出かける時くらいはきちんとしていたい。
そう思って、今日はスーパー銭湯に行って磨いてきました。
今後、50代を卒業して60代、70代になっていく過程で若い人に汚いと嫌われたくないですね。
それに、清潔やお洒落に気を遣うことで若さを保てるような気もします。
私は若い人が好きなんです。
何事も若い人に合わせなければなりません。
中高年が私が私がと出しゃばるのではなく、若い人の基準を大切にしてあげることで世の中も進歩するのではないでしょうか。
頭の固い年寄りはかわいらしくなって、若い人に譲るべきですね。
そんな風に考えると、汚いおばさんは駄目ですね。
美容室はお洒落な空間ですから、綺麗にして行くのは礼儀です。
若い人に譲りつつ、その良さを真似して可愛いおばあちゃんを目指したいものです。
まずは清潔からですね。
そんな気持ちで今日はスーパー銭湯に行ってきました。
明日はどんなスタイルに仕上げてもらおうかと思うとワクワクしてきます。
こんな風に気持ちは若々しくいたいものです。