本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。
新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。
今日から第五十二話めを公開しています。
連載形式ですが、途中からでも、一話ずつでも読めますよ。
話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。
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よろしくお願いします。
tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
~ここから本編~
12月も10日め。
もうすぐクリスマス、年末ですね。
テレビのニュースを見ていたら、手帳の話題が取り上げられていました。
スマホ全盛、ネットが発達した今でも、手帳の需要はあるんですね。
私は今から30年ほど前、フリーターをしていた頃に手帳を使っていました。
あれこれアルバイトを掛け持ちしていたので、スケジュール管理が必須だったのです。
フリーターとして、昼間はファミレスのホール係、夜は家庭教師、その合間を縫って好きな英語の勉強をしていて、◎時からはファミレス、●時からは家庭教師と忙しくしていたので手帳は手放せませんでした。
当時、もう30年も前のことですから、もちろんスマホはありません。
携帯電話すら、一般的に普及していない時代ですね。
家庭教師の仕事は、当日になって生徒さんの都合でお休みになることもあり、そういう時はどうやって連絡を取り合っていたのか?
私は一人暮らしをしていましたから、家に固定電話を持ち、留守番電話を付けていました。
確か外から、公衆電話から家の留守番電話に電話をして、メッセージを聞いていたような記憶があります。
今の若い方には不便と思われるでしょうか?
でも、これが普通だったんですよね。
このような感じでしたから、手帳は必需品でした。
ファミレスのホール係として自分のシフトを書き留めておいたり、家庭教師の生徒さんの連絡先を書いておいたり、この生徒さんは△曜日の◇時から授業とか。
いろいろなことを書いて持ち歩いていましたね。
今日はテレビのニュースで手帳の話題が取り上げられていて、懐かしい気持ちになりました。
今の時代、どんなことを手帳に書いておくのでしょう。
私は今は仕事をしていませんが、メモしておきたいことはスマホのメモ帳を活用しています。
それでも、やはり紙にペンで書くことはありますね。
今でも正式な契約や覚書は紙に書いて印刷ですよね。
デジタルもいいのですが、やはり紙に書くと安心します。
古い手帳、もう捨ててしまったのでしょうか。
探してみたのですが、見つかりませんでした。
手帳はなくなっても、それ以上に記録を書き留めておけるのは人間の頭の中ですよね。
脳の中に記憶を保存しておく部分があるようです。
私も手帳には書かなかったものばかりが、頭の中に残っていていつでも取り出せます。
フリーターをしていた頃はもちろん、もう少し前、学生時代の記憶、そしてもっと遡ると幼い頃の何気ない日常の風景。
全部、頭の中の手帳に書いてありますね。
スマホ全盛、ネットの時代でも、未だに手帳は売られている。
人間はやっぱりアナログなものを求めているんですよね。