本編の前にご案内です。
この「とまとの呟き」の姉妹版で小説を書いています。
タイトルは『アンドロイドの楽園』といいます。
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tomatoma-tomato77.hatenablog.jp
もはや私の趣味、コメダ珈琲店。
今日も出かけて行きました。
今日行ってきたコメダ珈琲店は、元夫と暮らしていた頃に住んでいた家の近所でした。
そこで、コーヒーを飲み終えたら懐かしい町を歩いてみたくなりました。
元夫と暮らした家が、今どうなっているのかも見てみたかったんですよね。
元夫と暮らしていたのは、札幌の静かな住宅街です。
個性豊かな注文住宅が多く、落ち着いた方が多く住むエリアですね。
その家は元夫と私が結婚してすぐに建てました。
あれから30年近く、離婚して私が出てから10数年が経っていますから、外壁や屋根は塗り直したのか、庭の木々はどうなっているのか、ご近所さんの様子は変わったのか。
いろいろなことが気になり、思い切って行ってみることにしました。
私はストーカーでもなく不審者でもないのですが、静かな住宅街ですからしげしげと家を眺めていては変ですね。
ですから、スマホで地図を見るかのような格好でうろうろしました。
元夫と暮らしていた家、ありました。
何も変わっていなかったですね。
屋根は新しく塗り直したようでしたが、同じような色を塗り直していました。
元夫とは少し前に電話で話すことがあったので、引っ越したりしていないのはわかっていました。
せっかく建てた家ですから、そうそう引っ越しはしませんよね。
建てた時は私と元夫のものでしたから、既にローンは完済しているであろうことも理解しています。
元夫、私が出ていってからもハードな仕事に耐え、立派にローンを完済したのでしょうね。
そして、本当に偶然ですが、元夫の今の奥様らしき人も見かけました。
元夫と私が暮らしていた家は、大きな通りから一本入ったところにあるのですが、その小路を進んでいると女性が二人路上で話をしていました。
二人はすぐに別れ、一人は大きな通りの方へ。
そして、もう一人は私と元夫が住んでいた家の玄関の鍵を開けて普通に中に入っていきました。
年齢は私と同じか少し下くらいの感じの女性でしたね。
普通に玄関の鍵を開けて中に入っていったということは、家の主に違いありません。
間違いなく、元夫の今の奥様ですね。
元夫が再婚したことは私も聞いていましたし。
見た目、全く普通の優しそうな女性で安心しました。
元夫はかなりハードな仕事をしているので、家に帰ればホッと一息つける人と一緒にいる方がいいと思うんですよね。
その後、私は町内を一回りしました。
そこに住んでいた当時は犬を飼っていたので、その犬たちと毎日歩いた辺りをぶらぶらしました。
私が家を出る前よりも新しい家が建ち、お店も増えていましたね。
元夫、静かで平穏な生活をしているようでよかったです。
静かな住宅街を歩きながら考えてみました。
私は元の生活に戻りたいのかと。
戻りたくはないですね。
今の一人の生活も尊いです。
私はあまり家庭向きではないのかも知れません。
何より大切なことは一人の自由な時間ですから。
もうしばらくは、あの住宅街に行くことはないでしょう。
過去をやり直すよりも、これから先の未来を作るのに私は忙しいのです。