懐かしの町のお風呂屋さん

本編の前にご案内です。

この「とまとの呟き」の姉妹版で小説を書いています。

タイトルは『ブラックマーラの嘘』といいます。

今日は最新の第五話めまでを公開しています。

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よろしくお願いします。

tomatoma-tomato77.hatenablog.jp

 

今日はお風呂屋さんに行ってきました。

週に一度か二度、お風呂屋さんに行っています。

そうでもしないと億劫でお風呂に入れないからです。

 

私は定期的に精神科に通い、双極性障害の治療を受けています。

精神疾患あるあるで、お風呂に入るのが億劫なんですよね。

そこで、主治医とも相談して銭湯に出かけてみてはどうかという話になりました。

何かのイベントみたいな感じでお風呂屋さんに出かけて行く。

こうすることでお風呂に入る時間を確保できています。

 

今日は札幌の東区にある銭湯に出かけていきました。

ネットで調べると、地下鉄の駅からは遠く路線バスの停留所も近くにない感じだったのですが、実際に行ってみると地下鉄の駅から歩いて10分ほどのところにありましたね。

 

歩いてみて気付いたのですが、その銭湯は私が小学生の頃に住んでいた家の近所だったのです。

通っていた小学校はその家から歩いて5分くらいのところにあり、地下鉄の駅を出て銭湯までの間にありましたね。

 

懐かしかったですね。

その家に住んでいたのは45年ほど前のことです。

当たり前ですが、町並みはすっかり変わってしまっていました。

通っていた小学校も壁をきれいに塗り替えていましたし、住んでいた家はもうありませんでした。

住んでいた家があった場所には新しめなマンションが建っていましたね。

当時お世話になっていた大家さんのお宅はありました。

そのお宅もきれいに建て替えられていましたが。

 

小学生の頃に住んでいた家。

すぐ近くに商店があったんですよ。

コンビニはない時代でしたから、個人商店ですね。

お菓子やアイスクリーム、文房具を買いに毎日のように行っていました。

その商店はなくなっていましたね。

毎日のように通っていて、顔なじみになったおじさんがいつも店番をしていました。

そのおじさんは足が不自由な方で、いつも足を引き摺っていた姿が印象に残っています。

 

主治医と相談し、お風呂に入るために出かけて行くのも治療のようなものです。

今までも札幌市内のいろいろな銭湯、お風呂屋さんに出かけていましたが、今日は特別でしたね。

小学生くらいになれば記憶もはっきり残っています。

その頃の記憶を頼りに、帰り道は銭湯から地下鉄の駅までの間をゆっくり歩いてみました。

 

あの頃は地下鉄がまだ通っていない地区だったんですよ。

札幌の地下鉄は最初に完成した地区から更に延伸して発達してきました。

私が小学生の頃に住んでいた地区は、後から地下鉄が延伸になった地区です。

昔よりずっとずっと便利になったことで開発が進んだようです。

 

今日はお風呂も楽しめましたが、懐かしい町をゆっくり歩けました。

お風呂からの帰り、ちょうど小学校の下校時間なのか、小学生がたくさん歩いていましたね。

私もあの子たちのような、弾けるような小学生だったんですね。

 

小学校はきれいに壁が塗り替えられていましたが、私が通っていた頃とほとんど変わっていませんでした。

開発が進んでも変わらないものを見るとホッとしますね。

今日行ってきた銭湯。

また行きたいですね。

懐かしの町を通り抜けて行きたいです。