銭湯は昭和の人情

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写真はイメージです。

 

私は毎週、火曜日と金曜日に銭湯に行っています。

大きなお風呂が好きですし、元々は鬱の状態が悪かった頃に外出や入浴ができず、主治医からのアドバイスで何かイベントのつもりでやる気を出せるように、銭湯に出かけて行ってみてはどうかというところから始まりました。

今は鬱の状態はかなり改善されていますが、大きなお風呂が好きなので銭湯通いを続けています。

 

平日の日中に行くことがほとんどなので、銭湯には常連らしき高齢のお客さんが多いですね。

見た感じ、おしゃべりしている内容から、皆さん70~80代といったところでしょうか。

50代の私はお風呂ではまだまだ若手で、お姉さんと呼ばれています。

 

今の7、80代はもちろんですが、私も子供の頃は家にお風呂がなかった世代で、銭湯通いは日常そのものでした。

今でも銭湯に通う7、80代の常連さんたちにとって銭湯は今でも日常の一部なのでしょう。

 

私が通っている銭湯の中には、有線なのか懐メロのBGMが流れているところもあります。

とにかくレトロです。

よく言われる、お風呂場に富士山の壁画はありませんが、高齢の常連さんたちのおしゃべりする声が聞こえてくると昭和の雰囲気が漂っています。

 

昭和は令和の時代になりどんどん遠くなっていきますね。

それでも、古い銭湯に行くと昭和が蘇ります。

子供の頃、毎日のように親に連れられて出かけて行ったあの頃を思い出します。

 

最近、ずっと通っていたお気に入りの銭湯が閉店しました。

そこも古い銭湯で昭和の雰囲気いっぱいでしたが、閉店してしまって残念ですね。

 

古き良き昭和の銭湯では、常連さんがおしゃべりの花を咲かせています。

私は何店舗かお気に入りの銭湯があってローテーションで回っていますが、どこでも気さくに話しかけてもらえます。

常連さんが話している内容は他愛ないものですが、ほのぼのしますね。

昭和の頃から変わらない日常がそこにはあります。

 

令和の時代になり銭湯が日常だった時代は遠くなりましたが、これは貴重な文化です。

ずっとこのままでいて欲しいですね。