ワクチン本番

本編の前にお知らせです。

「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。

新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。

今は第七話を公開中です。

話の展開がわかりやすくなるように、主な登場人物の解説つきです。

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よろしくお願いします。

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~ここから本編~

ワクチン接種、行ってきました。

今のところ、具合が悪いということもなく拍子抜けするくらいですね。

注射した方の腕が少しだけ痛いですが、それも痛いうちには入りません。

 

熱が出るのではないか、腕が上がらなくなるのではないかと心配していましたが、大丈夫なようです。

 

今日は20年以上お世話になっているかかりつけの医師がいる病院でワクチンを打ちました。

毎年の検診でお世話になっていて、もう60代の超ベテランの先生です。

全幅の信頼を寄せているので、注射の前の診察でも質問し安心して受けることができました。

 

私の不安は副反応でした。

薬に対してアレルギー体質で、過去には重病のスティーヴンス・ジョンソン症候群に罹ったこともあるので、質問したいのはそこでしたね。

 

いつもの先生は丁寧に私の話を聞き、答えてくれました。

一種の暗示みたいなものにかかりましたね。

 

科学的ではないかも知れませんが、信頼できる医師にきちんと答えてもらうことで安心のホルモンのようなものが出る気がします。

そんな状態でワクチンの注射をしてもらったので、副反応もほとんど出ないのかも知れません。

人間って気分や心の持ちようで変わりますよね。

 

それにしても、副反応は拍子抜けするほど何もありません。

発熱などに備え、スポーツドリンクやゼリー系のサプリメントを買っておいたのですが、それには頼らなくて良さそうな感じです。

食事も問題なく摂れますが、しかしそうなると買い込んだサプリメントをなんとかしなければなりません。

どうしましょう?

 

ゼリー系のサプリメントはフルーツの風味で美味しいですから、オヤツにしてもいいですね。

 

副反応については、ワクチンを打つ前の診察で質問しましたが、あまり神経質になり過ぎなくてもよいと言われました。

いたずらに不安な気持ちになっても、むしろ逆効果になってしまうかも知れないので、そのような説明だったのかなとも思います。

 

優れた医師というのは、医学的なことはもちろんですが、総合的に判断して患者に不安を与えない医師のことを指すのではないでしょうか。

 

もう20年以上お世話になり、今日もワクチンのことで相談に乗ってくれた医師のことは、これからも信じてついていきたいですね。

 

さて、このまま副反応らしい副反応がないまま経過するのでしょうか?

そうであって欲しいですね。

今日、お世話になった医師のおかげです。

 

不安を抱かないことが一番の特効薬ですよね。

 

ワクチン前夜祭

本編の前にお知らせです。

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新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。

今は第六話まで公開しています。

明日はワクチンを打つので、副反応の状況次第ではつづきを書けないかも知れません。

第一話から第六話をお楽しみ頂きながら、更新をお待ち頂ければ幸いです。

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~ここから本編~

明日、巷で話題のコロナワクチンを打ちます。

薬に関してはアレルギー体質で、そのアレルギーで重病、スティーヴンス・ジョンソン症候群に罹り大学病院で治療したこともある私にとって、未知のワクチンは恐怖でした。

 

しかし、医師から信頼できる助言を受け打つことにしました。

 

先日”粉瘤”というデキモノができたのですが、それを治療しに行った皮膚科の病院で、医師の助言を仰いだのです。

 

ティーヴンス・ジョンソン症候群は皮膚科で治療しましたから、薬のアレルギーとワクチンの関係について、専門である皮膚科の医師に助言を仰ごうと思ったのです。

 

先ず、私が今飲んでいる薬、精神疾患の治療で飲んでいる薬とワクチンの組み合わせは悪くはない。

私がスティーヴンス・ジョンソン症候群を発症した原因の薬は、ワクチンには含まれていない。

そして、社会情勢を考えるとワクチンを打つことは無駄ではない。

 

このようなアドバイスをもらうことができ、そこから先は私自身が決めることでした。

誰にどんな助言を仰ごうとも、最終的に決めるのは自分です。

 

私は粉瘤を治療してくれた皮膚科医の助言を受け入れることにしました。

 

それでも、集団接種会場は恐い感じがしたので、20年以上お世話になっているかかりつけの先生がいる病院で打つことにしました。

 

ティーヴンス・ジョンソン症候群に罹った時も、医師に処方された安全なはずの薬で発症しましたから、どんな薬がどういう副作用で表れるかは誰にもわかりません。

ですから、初めてお会いする集団接種会場の医師よりは、20年以上見守ってくれた先生にお任せする方が安心できます。

 

自宅からは地下鉄で行かなければならず、往復に時間がかかるのですが、それだけの価値があるほど信頼できる先生なのです。

 

もう60代の超ベテランの先生ですが、この先生、カッコいいんですよね。

毎年、内視鏡の検診でお世話になっていますが、先生に会えるのが楽しみでワクワクしながら受診しています。

 

薬にはアレルギー体質な私は、それでも不安はあります。

死ぬことはないとは思いますが、何が起こるかわからないですよね。

 

さっきスーパーで買い物をしてきましたが、ワクチンの副反応で発熱するのを想定してスポーツドリンクを買ったり、具合が悪くなってもすぐに食べられるゼリー系のサプリメントやパン、ヨーグルトなどを買ってきました。

 

正に”ワクチン前夜祭”です。

不安はありますが、最早イベントのつもりで楽しむくらいの気持ちが大切です。

 

今日は前夜祭、明日は本祭、明後日以降は後夜祭ですね。

 

薬に対してアレルギー体質で、重病のスティーヴンス・ジョンソン症候群に罹ったこともありますが、常に挑戦する姿勢も忘れたくないですね。

 

粉瘤の治療をした皮膚科での医師の助言が私の背中を押してくれました。

やってやろうじゃないか。

今はこういう気分ですね。

 

ワクチン前夜祭、盛り上がっています。

明日のワクチンは予約が午前中なので、今日は早く寝ようと思います。

 

明日は、とまとの呟きは書けるのでしょうか?

少し不安はありますが、明日は頑張るぞー!!

 

民間病院と大学病院

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新しい作品「六十年後の未来に来てみたけれど」を公開しています。

今は第六話の公開を始めました。

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今日は定期的に通院している精神科の病院の通院日でした。

この病院に通うようになって、一年ちょっとが経ちました。

その前は大学病院に通っていました。

 

大学病院とのご縁もなかなか切れません。

精神科は民間の病院に移りましたが、婦人科の検査、子宮頸がん後の経過観察のために未だに大学病院に通っています。

精神科の治療は20年以上続いていますが、そのほとんどは大学病院で治療を受けていました。

 

閉鎖病棟に入院したり、退院後も10年以上通院したり。

その甲斐あってか、民間の病院に移ってはどうかというお話を頂いたのが去年のことです。

 

私は個人的には民間の病院の方がきめ細かい感じがします。

大学病院だと症状が重い患者さんが多く、なかなか大変です。

 

今通っている民間の病院では、生活保護を申請する時も病院にいる相談員の方に相談に乗ってもらい、役所にも同伴してもらえました。

もちろん、大学病院に通っていた時も主治医がアドバイスしてくれて福祉の手続きはできたのですが、今の民間の病院の方が相談に乗ってもらいやすいです。

 

大学病院にも、もちろん良いところはあります。

私は好奇心旺盛で少し病状が回復してくると、広い大学病院の中を散歩するのが楽しみでした。

 

病院内にコンビニやカフェのお店があったりして退屈しません。

精神科の閉鎖病棟に入院した時は、回復して病棟外に出てもよいと許可をもらえた時は嬉しかったですね。

一番楽しみだったのは、病院の地下にある患者用の大きなお風呂に行くことでした。

 

そこでご一緒した方のことが今でも忘れられません。

大きな手術を経験したらしく、病状が重かったので楽しみにしていた旅行も取りやめにして手術に臨んだと仰っていましたね。

その方は大きな傷跡が残ってしまったと仰っていたのですが、大学病院での手術、楽しみにしていた旅行も取りやめにして手術を受けたとなれば、穏やかではありません。

お風呂で会ったあの方は、今でも元気にしているのか。気になりますね。

 

ところで大学病院と言えば、名作の「白い巨塔」を連想します。

死んだ父が大好きな作品でした。

でも私は今のところ、財前教授のような恐い先生には会ったことはありません。

リアルな教授は私たち患者の前では丁寧で優しい印象です。

 

私の印象では民間の病院はきめ細かく、大学病院では最先端の高度な治療が受けられるといった感じですね。

精神科以外は、子宮頸がん後の経過観察で大学病院の婦人科に通っていますが、こちらも高度な医療を受けられていて全幅の信頼を寄せています。

 

今のところ精神科では死ぬことはないと思いますが、子宮頸がんは未だに経過観察中なので、経過によっては再発して死ぬかも知れません。

それでも、高度な医療を受けられる環境にあり大船に乗ったつもりでいます。

 

そういう自身の精神の安定が一番の薬だと思うんですよね。

 

まだ暫くは病院とのご縁は切れないと思いますが、何事も楽しむくらいの心の余裕を大切にしたいですね。

家族とは何か?クソ食らえです

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上にもバナーを貼っていますが、このブログの姉妹版「とまと文学部」では小説を書いています。

今回は長編「六十年後の未来に来てみたけれど」という物語を書いていて、そこに登場する主人公・ヒデは私の父がモデルになっています。

そこで、父が生前、常日頃言っていたことを書こうと思います。

 

父の口癖は「家族とは何か」でした。

家族は尊い、いついかなる時も助け合い、仲睦まじくあるべきだ。

父の言わんとしていたことはこういうことでしたが、私にとってはクソ食らえですね。

 

私の家族は貧困家族でした。

私が幼い頃に父があるトラブルに巻き込まれ、正確に言うと首を突っ込んだために、我が緑大木一家は貧困に転落したのです。(緑大木は仮名です)

 

あるトラブル以来、貧困に転落した緑大木一家。

それからというもの、私も苦労の連続でした。

幼い頃から母もフルタイムで働き、姉の立場である私は、小学校一年生の時に保育園児だった弟を母に代わって保育園に迎えに行ったこともありました。

大学も北海道大学ではない大学に行きたい気持ちはあっても、経済的な理由で自宅を離れて通う大学は断念しましたし、とにかくお金のことで苦労させられてばかりでした。

 

この原因になったのは父です。

私たち一家を没落させた張本人であるにも関わらず、父の口癖は「家族とは何か(家族は尊い)」でしたから、人生とは皮肉の連続です。

はっきり言って”バカじゃねーの”ですね。

 

家族は尊いと言いながら、火中の栗を拾い、自分の家族に苦労をさせる。

家族を苦難にさらした張本人が、家族は尊い、助け合うべきだと念仏のように唱えていた。

実に馬鹿馬鹿しい話です。

 

ネット上でこんな意見を見つけました。

家族だからといって、それだけでうまくいくとは限らない。

無理して仲良しでいる必要はない。

 

仰る通りですよ。

我が緑大木一家のためにあるような言葉ではありませんか。

 

上記のように、家庭が貧困だったために私も苦労の連続でした。

小学生の頃から精神の問題があって、最初は離人症になりましたね。

 

貧困と不安定な精神。

加えて私には生まれながらの障害、自閉症スペクトラム障害があります。

これも父からの遺伝ですね。

娘として接していましたからわかります。

父は発達障害ですね。

自分の意見に執着し、家族が言うことには耳を貸さない。

職場でも自分の考えにこだわり過ぎる。

立派な発達障害でしょう。

これは私に遺伝しましたね。

 

貧困、障害、父には苦労させられっぱなしでした。

こんな父が「家族とは何か」と尤もらしいことを言っても、説得力がありません。

空中分解寸前でなんとか保たれていた緑大木一家を尊び、価値のあるものだなどと、父の思い込みと錯覚ですね。

 

このように家族には苦労させられていたので、私は結婚しても子供は持ちませんでした。

子供を持ち模範的な家族を作ることは、私にとっては魅力のないことだったのです。

元夫は十分に理解してくれました。

私は家族は欲しくなかったんですよね。

元夫とは家族ではなく、カップルでい続けたかったのです。

 

家族なんてクソ食らえですよ。

「家族とは何か」

疎ましいですね。

 

その原因を作っていた父が家族を価値のある尊いものだと信じていた。

人生はこのような皮肉の連続なんですよね。

 

 

選挙は大事です

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今は第四話の公開を始めました。

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~ここから本編~

今日、家でお昼ご飯を食べながらワイドショーを見ていました。

手っ取り早く世の中の様子を知ることができますよね。

 

ワイドショーでは次の選挙の日程が決まりそうと伝えられていました。

なるほど、なかなかせわしい日程になりそうですが、今回も私は必ず投票に行きます。

大いに自慢したいところですが、私は選挙権を得てから棄権したことは一度もありません。

貴重な権利の行使を棄権するなど、以ての外です。

 

政治や選挙に対する考え方は、死んだ父から影響を受けました。

父は早くに自分の父親を亡くし、年の離れた兄弟の下で成長した不遇な育ちです。

不遇な人間ほど政治に関心を持つのではないでしょうか。

 

経済的に恵まれていたり不自由を感じず生活していれば、政治に対してあまり不満は持たないのかも知れません。

ですから、政治に関心を持たない人が多い国は幸せなのかも知れません。

 

今の日本が正にそうですよね。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか。

 

人間はお腹いっぱい食べることができて、給料が上がればそれだけで満たされる訳ではありません。

逆に言えば、お腹いっぱい食べて十分な給料をもらえても、そこで止まってしまうのではなく更に成熟した幸福を追求するのが先進国ではないでしょうか。

 

私は政治にはマイノリティーも大切にすることを求めています。

大きな目標、外交や経済なども大事ですが、大きな目標は小さな存在を大切にすることで達成されるのだと考えています。

 

上述したように私の政治に対する考え方は、父に影響を受けています。

父は不遇だったからこそ、政治に関心を持っていました。

父こそがマイノリティーだからです。

 

早くに自分の父を亡くして兄弟の世話になったり、昭和三十年代に結婚した時に母方の姓に改姓したり、そしておそらく発達障害を抱えていたのでしょう。生きづらさの塊のような人でした。

 

こういう人間を幸せにできなければ、大きな目標は達成できない。

私はそう考えています。

大きな政策は小さな一歩を大切にすることから始まると考えています。

 

こうした考えは父から受け継ぎましたが、どうやら母もそのようです。

 

母は父とは真逆、恵まれた育ちです。

豊かな漁師町に生まれ穏やかに暮らし、実家の意向で結婚時に自分の姓は変えず、元々は難しいことは考えない人間でしたが、父から影響は受けたようでした。

 

現状に満足し切らず、問題意識を持ち、小さなことも大切にする。

私たち一家は父のこのような考え方に影響を受けてきました。

 

こうして育った私は、もったいなくて選挙を棄権するということがどうしてもできません。

選挙はいつあっても構いません。

私の考え方は変わることはありませんから、いつが投票日になろうが一票は必ず投じます。

 

政治は遠いところで行われていると考えがちですが、回り回って自分の生活にも関わってきます。

自分の貴重な権利を放棄してはならないのです。

 

 

 

 

 

 

 

野球中継を見ていたら元夫を思い出しました

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今日はなんだか部屋の中の空気がひんやりします。

もう10月ですからね。

北海道は10月の下旬ともなれば雪が降ってくることがあります。

 

ところで今日、テレビで野球中継を見ていました。

見ようと思って見たのではなく、いつもチャンネルを合わせている局で放送していたので、なんとなく眺めていました。

 

離婚した元夫が野球中継が好きだったんですよね。思い出しました。

今日は日曜日ですから、仕事が休みで家でのんびりしながら野球中継を見ているのでしょうか。

 

元夫とは10年以上前に離婚。

別れた理由はもう忘れてしまいました。

すごく嫌いになったとか、憎み合って別れたのでないことは確かですね。

 

そんな感じですから、元夫と過ごした日々のことはよく思い出します。

 

元夫とは大学生の頃に知り合いました。

私は北海道大学の卒業生ですが、元夫は札幌の私大の出身です。

偏差値的に言うと私の方が圧倒的に上ですが、人と人が出会い関わり合っていくのに偏差値は全く関係ありません。

 

元夫の仕事はコンピューター開発の技術者。

障害があり、高学歴でも役立たずな私とは正反対の人です。

学歴は大したことはなくても、元夫はいわゆる”使える人間”でしたし、今もおそらくそうでしょう。

 

元夫は地頭がいいんですよね。

両親は教師で教育熱心な家庭に育ったこともあるでしょうが、私と付き合うようになっていろいろな話が通じる人でした。

いろいろな話をして手ごたえのある受け答えができ、しかも理解力がある。

元夫と知り合って引き込まれたのはそういうところです。

 

両親ともに教師で経済的にも裕福に育った元夫と、貧しい家庭に育ち突っ張ったところもある私がうまく付き合えたのは、元夫の理解力に依るところが大きいです。

 

こういう人だから結婚できましたね。

貧しい家庭に育った私に同情はせず、しかし理解はする。

物事に対する理解力は抜群の人でした。

 

私たちは夫婦別姓事実婚でしたが、それにも大賛成してくれました。

夫婦別姓は本来は個人の生き方の問題ですが、巷の論争を見ているとなぜか国家観の話のようになっていて、別姓を選択することは体制に逆らうことであるかのような言い方をする方が一部にいますね。

 

元夫はそういう国家主義的な価値観に反発する人でしたから、結婚を決めた時も乗りに乗って夫婦別姓に賛成してくれました。

このような反骨精神を持つ人だから結婚できましたし、結婚生活も楽しかったです。

 

今日は野球中継を見ていたら、元夫のことを思い出しました。

元夫は野球が好きでした。

日曜日ですから家でのんびり野球中継を見て過ごしているのでしょうか。

 

元夫と暮らしていた頃、私はスポーツクラブでエアロビクスに夢中で、日曜日は元夫は休日であるにも関わらずスポーツクラブに連れ出していました。

せっかくの日曜日だからゆっくりさせてやればよかった。

今になってそう思います。

 

元夫、今は再婚したらしいですね。

どんな人と再婚したかはわかりませんが、日曜日にゆっくり野球中継を見ていてほしいですね。

 

ワクチンの予習

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さて、来週かかりつけ医のいる病院でコロナワクチンを打ちます。

そこで気になるのは、副反応が出た場合に備えておくにはどうしたらよいかということです。

 

腕が痛くなるとか熱が出るとか、いろいろあるようですが私は一人暮らしをしているので、何か困ったことがあっても頼れる人がいません。

 

副反応が出た時に備えて何を用意すればいいか、調べてみました。

 

食欲がなくなった時に備えてゼリー状のものを用意したり、スポーツドリンクを買っておくといいようですね。

さっそく明日にでも買いに行きましょう。

 

一人暮らしなので不安もありますが、離婚して一人になって10年以上経っていますから慣れたものです。

今住んでいるところに引っ越してきてから、救急車を呼んで救急病院に担ぎ込まれたこともありますし、大抵のことではへこたれません。

 

ワクチン接種後の副反応に備えて、何を買っておくべきか。

いろいろ調べるのを楽しんでさえいます。

私は北海道弁で言う「はんかくさい」のです。

 

「はんかくさい」とは北海道弁で言う「阿呆」の意味です。

未知のワクチンを体に入れる不安はありますが、打つと決めたのであれば楽しもうと思います。

 

飲み物や食べ物を用意し、一般的な解熱剤はアレルギーで飲めないのでどうしたらいいか。

それを医師に尋ねることすら楽しむつもりで臨みます。

 

私は阿呆で「はんかくさい」です。

そのくらいでなければ、やっていけません。

 

ワクチンは当初、来週の水曜日に打つ予約を入れてありましたが、後から考えるとその日は精神科の病院に診察を受けに行く日でした。

ワクチンを打つ病院に連絡して金曜日に変えてもらいましたが、このように私は病院に行く用事で忙しいのです。

 

精神科の病院で双極性障害強迫性障害の治療を受け、子宮頸がん後の経過観察のためにも定期的に大学病院に通院し、病弱ではないのですが病院がお友達のようなものですね。

 

このような状況で暮らしていますから、少し「はんかくさい」くらいでなければやっていけません。

くよくよ悩んでいても状況は改善しないのです。

 

こんな私ですから、信頼できる医師の助言を受けると俄然ワクチンを受ける気持ちになれました。

一旦スイッチが入ると、どんどん進む性分なんですよね。

 

助言を得られるまでは、薬の副作用で重病になったことがあるのでワクチンは躊躇していました。

しかし、説得力のある助言をもらい、ワクチンを受けることにしました。

 

こうなれば、私は行動が速いです。

接種後の副反応に備えたり、どうせやるなら楽しもうと決めました。

この変わり身の速さは正に「はんかくさい」からに他なりません。

 

接種当日、接種後、果たして何が起こるのでしょう。

薬のアレルギーで重病のスティーヴンス・ジョンソン症候群を発症した過去があるので不安もありますが、持ち前の「はんかくささ」で乗り切ろうと思います。