昨日、離婚した元夫と電話で話しました。
用件は、結婚していた当時、夫婦二人の共有名義だった持ち家のことです。
私は今、生活保護の申請手続きの準備をしているので、共有名義だった持ち家の名義から私が外れているかを確認しておきたかったのです。
生活保護は、資産があると受給が難しいですよね。
そこで、結婚していた当時に共有名義だった持ち家の名義が元夫だけのものに変更されているか、確認したいと思い電話で連絡してみたのです。
確認してみた結果、持ち家は今は元夫だけの名義に変更されているとのことでした。
離婚してもう何年も経っているので、名義の変更はされているだろうとは思っていましたが、何事も確認することが大切です。
ほんの2、3分、業務連絡のような会話でしたが、元夫は変わりなく元気そうでしたね。
携帯番号を忘れてしまったので、自宅の固定電話に連絡したのですが、まだ通じたことに少し驚きました。
今はスマホや携帯電話だけを持ち、自宅には固定電話を持たない人が増えましたが、元夫は未だに固定電話を解約せずにいたようです。
元夫とは互いに嫌いになって別れた訳ではなく、発展的なコンビ解消として別れたこともあり、かなり久しぶりに話しましたが、普通に会話は成り立ちました。
知り合って30数年、変わることなく元気そうで何よりでした。
元夫と私が知り合ったのは、もう30数年前のこと。
互いに大学生で二人とも自宅から大学に通っていたので、何かと制約はありましたが、付き合いは続き結婚もできました。
まだネットもスマホもなかった時代。
互いに親元から通っていたので、連絡を取り合うのも苦労したものです。
若い頃の私は突っ張っていて、両親に元夫との交際を知られたくはなかったので、連絡を取り合うのも公衆電話などからでした。
私は北海道大学の卒業生ですが、元夫は別の大学に通っていたので、連絡を取り合うのに本当に苦労しました。
ネットもスマホもない時代、人と人とのコミュニケーションはどんなものだったか、忘れてしまっている部分もありますよね。
今は地下鉄などに乗っていても、ほとんどの乗客がスマホとにらめっこしています。
スマホがない時代、人々は地下鉄で移動中、何をしていたか思い返してみました。
新聞を読んだり文庫本を読むか、居眠りをするか。
このような感じではなかったでしょうか。
そんな時代から、元夫と付き合い、今でも普通に会話できることがなんだか不思議な感じがしましたね。
電話で2、3分話しただけだったので、元夫が今どんな生活をしているかはわかりません。
今も同じ勤務先に勤めているのか。
外見はどんな風に変化したのか。
再婚したのは知っていますが、意外とまた離婚しているかも知れませんし、白髪が増えているのかも知れません。
元夫は自分の携帯番号を教えてくれました。
私の方から連絡することはないと思いますが、一旦切れた繋がりがまた復活したようで、悪い気はしません。
ほんの2、3分の一本の電話で少しだけ、ネットもスマホもない時代からの繋がりを確かめることができました。
今は袂を分かち別々の道を歩んでいますが、元夫にはこれからも元気でいて欲しいですね。
大学生の頃から、20代、30代の若くて充実していた頃を共に過ごした相手には、ずっと健やかでいてもらいたいものです。