フルーツ牛乳

本編の前にお知らせです。

「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いています。

「とまと文学部」で今は「海の向こうの大阿呆」というタイトルのものを公開中です。

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よろしくお願いします

~ここから本編~

今日もスーパー銭湯に行っていました。

スーパー銭湯というよりは、札幌市内にある温泉施設といった感じでしょうか。

 

このようなフルーツ牛乳も飲みました。

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懐かしい!

フルーツ牛乳です。

昔ながらの銭湯にもありましたよね。

 

私は小学生の頃まで家にお風呂がなく、毎日のように銭湯通いをしていましたが、貧しい家庭だったのでお風呂上りに飲み物を買ってもらったことはありません。

 

ですから、今、大人になって自分の意思でスーパー銭湯や温泉に行き、フルーツ牛乳を買うのは至福の時です。

 

今日行った温泉施設は地下鉄駅から路線バスに乗って行けるところにあるのですが、湧き上がる温泉の大浴槽で足を伸ばしてリラックスしてきました。

 

スーパー銭湯や温泉に行くことは私にとってはリハビリです。

精神疾患の治療中で、生まれながらの障害もサポートしてもらうために病院に定期的に通っているのですが、解決しなければならない問題は少なくありません。

 

昼夜逆転の生活リズムを改め、適度な外出ができるようになりたいのですが、今の私には困難なことです。

そこで何かできることはないかと考えてみました。

 

元来お風呂屋さんが好きな私は、スーパー銭湯や温泉施設に出かけてみようと考えたのです。

 

スーパー銭湯に行くといっても、朝起きて、支度をして、乗り物に乗り、時間通りに行動する。

これは今、病気療養中の私にとってはかなりハードルが高いです。

 

ハードルが高いからこそ、少しだけ自分に無理をさせてみようと思うのです。

何事もそうですが、少し無理することで進歩があります。

 

いっぺんには無理でも、精神疾患の治療を受けながら、いつかは自立できるようにトレーニングしたいんですよね。

 

そこで、スーパー銭湯や温泉施設に出かけることで社会復帰に繋げたいと考え、最近はスーパー銭湯に出かけています。

 

主治医にも褒められました。

自分の意思で出かけて行けるようになっただけでも、私にとっては大きな進歩です。

乗り物に乗って向かいますから、どれだけ時間がかかるか、目的地に予定通りに着くには何時に家を出ればよいか。

 

社会人として当たり前のことでも、精神疾患を治療し、障害を抱える私には困難なことが多いです。

しかし、そう言っているだけでは進歩がありませんから、先ずは楽しく取り組めることから始めようと思ったのです。

それがスーパー銭湯や温泉施設に行くことなのです。

 

上述したように、今日は自動販売機でフルーツ牛乳が売られているのを見つけてしまいました。

迷わず買いましたね。

コーヒー牛乳も売られていたので、どちらにするか甲乙つけがたかったのですが、やっぱりフルーツ牛乳です。

 

フルーツ牛乳に決めた決め手は、一つだけ残っていたからなのです。

フルーツ牛乳、大人気です。

自動販売機でコーヒー牛乳はいくつも残っていましたが、フルーツ牛乳は一つしか残っていませんでした。

 

今日行った温泉施設は料金がやや高めなので、行こうかどうか迷いました。

それでも行ってよかったです。

 

札幌市内にありながら落ち着いた温泉ホテルのような雰囲気で、サウナ、温泉、露天風呂というようにお風呂の種類も多かったので寛げました。

 

そして、次回の利用時に使える割引券ももらえました。

300円の割引になりますが、300円は大きいですよね。

大人の入浴料が通常1300円の施設でしたから、次回は1000円ポッキリで温泉に入れます。

 

これは行かなくてはなりませんね。

次に行った時もフルーツ牛乳を買って味わいたいです。

 

幼い頃は貧しくて、憧れだったフルーツ牛乳を買ってもらえたことはありませんでした。

大人になったらフルーツ牛乳でお腹いっぱいにしてみたい。

そう夢見ていたこともありました。

 

そして、大人になった今、少しでも自力で出かけていけるリハビリのためにもスーパー銭湯や温泉施設に出かけていく。

 

フルーツ牛乳はいつも私にとって何かの目標として存在していたのです。

次の目標は自力でスムーズに外出できるようになることですね。

 

幼い頃に憧れたフルーツ牛乳は、今は目標に向かって進む私の背中を押してくれる存在になっています。