本編の前にお知らせです。
「とまとの呟き」の姉妹版・小説を書いていますが作業中に間違って表示を消してしまいました。
復旧次第、載せますのでそれまでお待ち下さい。
~ここから本編~
クリスマスまで、あと一週間です。
私は今年はおひとり様ですが、それでもワクワクしますね。
おひとり様だからこそ100%自分の意思で自由に行動でき、気楽さからワクワクしています。
でも、サービス業のお仕事をしている方は大変ですよね。
20代の頃、仲良く交流していたホテルマンの方がいたのですが、クリスマスは書き入れ時でありカップルが押し寄せるように泊まりに来て、大変だったという話を聞いていました。
そのホテルマンさん曰く、ホテルが揺れていると。
なぜ、揺れるのでしょう?
それは、クリスマスに互いの愛を確かめ合っているからですね。
イベントの陰には、必ずそこで働きサービスを提供してくれる人がいます。
それにしても、ホテルが揺れるとはなかなか絶妙な表現ですよね。
幼い頃はサンタクロースのおじさんが持ってきてくれるプレゼントを楽しみにしていました。
当時、人気絶頂だったリカちゃん人形や、今でいうボードゲームが欲しかったんですよね。
ボードゲームといえば、人生ゲームです。
いつの頃かは忘れてしまいましたが、私は人生ゲームが欲しくて欲しくてたまらず、泣いてばかりいたことがありました。
その頃はサンタクロースの正体は両親だと薄々気付いていて、普段から積極的にアピールすれば、クリスマスの翌朝には枕元に人生ゲームが置かれていると思っていたのです。
そうしたら、本当に人生ゲームがやって来ましたね。
今年はおひとり様なので、自分で自分にプレゼントを買いました。
私は交通系の福祉パスを使っているので、それを入れる定期入れや、クリスマス当日に食べられるケーキやチキンを予約しました。
おひとり様なので、小さいサイズでいいんですよね。
そうなると、探せば安く済ませられる品物も見つかります。
そんな風に身の丈に合った安い物を探すのも、また楽しいのです。
上述した、仲良くしていたホテルマンの方、まだその仕事を続けているのでしょうか。
そして、今年もクリスマスはホテルが揺れて爆発的な状況になるのでしょうか。
気になりますね。
私はもう50代ですから、今後また誰かとクリスマスを祝う時がきたとしても、パートナーになってくれる人とは静かに過ごしたいですね。
そういう人に巡り合えることを、サンタクロースに頼んでみましょうか。
枕元に大きな靴下を置いて、中に入っていてもらいましょうか。
サンタクロース、本物はどこかにきっといますよね。