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写真はイメージです。
今日は定期的に通院しているメンタルの病院に行く日です。
精神科とのお付き合いは四半世紀ちかいですね。
まだ30代の頃、気分が落ち込み朝起きれなくなりました。
その頃は元夫と結婚していて、元夫もいわゆるIT系の仕事でストレスを強く感じることが多かったので小さなメンタルクリニックのお世話になっていました。
そんなこともあり、私は元夫の勧めもあってそのクリニックに行ってみたのです。
それが初精神科でした。
診断は鬱病でした。
原因はわかりません。
私は専業主婦をしていて、仕事のストレスはありませんでしたし夫側の家族との関係も良好でした。
病気って原因がわからないことの方が多いですよね。
小さなメンタルクリニックでの治療が始まりましたが、その後もいろいろな病院のお世話になってきました。
最初に行ったクリニックの次は女医さんがいる病院に移りましたね。
しかし状況は改善しないというより、悪化しました。
13歳の頃に罹った摂食障害がまた出てきたり。
そもそも13歳の時に摂食障害になった時点で治療が必要だったのですが、私の両親はもうすぐ90歳になろうかという世代です。
精神科への偏見、抵抗感が強く私は治療を受けさせてもらえませんでした。
ずっと燻ぶっていた摂食障害は悪化、鬱状態も改善せず、大学病院に入院して治療が続きました。
この大学病院との出会いで状況が変わりましたね。
鬱状態は単純な鬱病ではなく双極性障害だと診断が改められましたし、私には告知されませんでしたが、私には生まれながらの障害、自閉症スペクトラム障害があると診断されました。
障害のことは大学病院から今お世話になっている病院に移ってから告知を受けました。
心理検査を受けて確定でしたね。
大学病院の担当医が、なぜ自閉症スペクトラム障害を私に告知しなかったのかはわかりませんが、今の主治医とはオープンに話し合っています。
今の主治医とは相性がすごくいいです。
私の趣味の一つに、銭湯通いがあるのですが、主治医も銭湯が好きで情報交換もしています。
他のことでも馬が合うので、医師と患者というより友達のような会話もできています。
このように、私には精神障害があるので、精神科に通院するのは疾患の治療以上に障害のサポートを受けるための意味が強いです。
疾患は治療できますが、生まれながらの障害は治療して治すようなものではありません。
私はこの先も精神科のお世話になり続けるでしょう。
それでも、障害があることを嘆いたりはしません。
障害も含めて私という人間が成り立っているのです。
つまり、障害がない自分というものが考えられません。
障害がある自分が好きですね。
健常者にはない視点、特性があるのですからそれを活かして生きていけばよいのです。